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『汚点(しみ)』を読んで
中学1年 D・Kさん
ぼくは、本を読み終えて、すごく恵まれている事に感謝しなければいけないとあらためて思いました。今、何不自由ない生活を送っています。欲しいものは、買ってもらい、おいしいものを食べ、あたたかい布団で寝て、まわりの人も優しく、家族とも一緒にくらしています。主人公の少年とくらべるとぼくは、まだまだ子供だと思いました。少年が、母や弟を助けるために、一生懸命、生きてる姿がすごく立派で、見ならわなければと思いました。少年とぼくは、年齢から言うと、3才ちがいくらいです。ぼくは、これから中学校生活を送ります。その間に、少年のような人間になれるように、努力したいです。ぼくが考える少年は、家族を大切にし、自分を犠牲にしても守りぬくべきものは、守ろうという強い意志をもった人間です。ぼくは、とても優柔不断なところがいっぱいあります。それは、自分の意志が弱いからだと思います。よく、お母さんにも「はっきりしなさい!」「自分の意志をもちなさい!」とおこられます。本を読み終えて、お母さんの言ってる意味がなんとなくわかったようにも思いました。自分が信じている事、考えている事を実行する事は、正しい時もあったり、まちがっている時もあるけど、すべて自分の責任だし、後悔はしないだろうということにつながるのだろう。
少年は、家族とばらばらにくらしていて、家族みんなが、幸せにくらせるように、一人で一生懸命考えたのがよくわかりました。
「汚点(しみ)」という題名から、本の内容を想像できませんでしたが、「汚点」が色んな意味をふくんでいる事がわかりました。汚点をどうして、「しみ」と呼ぶのかと思い辞典で調べてみると、汚点(おてん)は、よごれ、しみ、不名誉なできごと、という意味でした。続いて「しみ」という意味を調べてみました。漢字では「染み」となっていて、意味は、液体などがしみこんでできたよごれ。いつまでも残るいやな記憶、気持ち、皮ふなどにできる茶色の斑点、とかかれていました。どちらにしろ、あまりよろこばしい言葉ではないという事がわかりました。
「汚点」は、言葉を発しないのに、弟からの葉書きにしみこんだ汚点は、きっと、言葉を発して何かをうったえていたのだと思いました。それは、兄弟で家族であり、大切な人だからわかったのだと思いました。たぶん、他の人が見ると、ただ、汚れた葉書きであったにちがいないだろう。「汚点」というのは、なかなかとれないものだと思いました。きっと、弟からの葉書きの汚点が、少年の心にも汚点となって残っていたのだろう。それを消そう、なくそう、とするのは、たいへんだったと思います。今でも、ずっと残っているかもしれませんが、きっと、うすくなったり、小さくなったりしていると思います。なぜなら、少年は、汚点をなくすために、いっぱい努力したからです。
ぼくは、作品の最後の文で、「座席に並んで座りほっとした途端、どういうわけか、涙が溢れ出た。」という文書を読んで、なんとなくわかるような気がして、ジーンときました。ぼくも、別に泣くほどの事ではないのに、泣いてしまう時があります。ほとんどは、おこられたりして、くやしくて、なさけない時ですが…。少年の涙は、きっと、弟をすくえた安心の涙と、これから先の不安とがいりまじった涙だと思いました。ぼくは、その涙で、葉書きにしみついた汚点をきれいに流せたらと思いました。
ぼくは、一人っ子で兄弟がいませんが、大切な家族がいます。大切な家族の為にできる事は、やっていくように、努力したいと思いました。ぼくの夢は、色んな面で、大きな人間になる事です。誰からも好かれ、愛される人になる事です。その為にも、まわりの人を大切にし、日々、色んな勉強をしていく事だと思っています。中学生になると、小学校とはまったくちがう生活が始まります。人間的に成長できるようにすごしていきたいです。