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『カラフル』を読んで
中学2年 K・Hさん
物語は、死んだはずの主人公が、人生に再挑戦できるチャンスを得るところから始まります。天使のプラプラに連れられて、下界におりた主人公は服薬自殺した小林真君の体を受け継ぎホームステイすることになるのです。そして、主人公の前世は自殺して死んだ小林真君、本人なのだと気づきホームステイを終えます。
この話の中でいろいろ考えさせられる所がありました。その中で一番深く考えさせられた所は、主人公がひろかという女の子に「ひろかの持ってる明るい色が、真の暗い日々をいつも照らしていたんだぞ。人は気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。」と言われた場面で深く考えさせられました。なぜなら、自分でも誰かの日々を照らせると思うと自分の行動や発言に気をつけなければいけないなと思ったし、また逆に、自分が知らないうちに人を傷つけてるかもしれないということも考えさせられました。
また、物語の中で印象に強くのこった所は、主人公が自分の前世は、真だと気づいた所です。なぜ印象にのこったかというと、主人公の身近な所にさまざまな答のヒントがかくされていたのです。それを自分のこととしておくと、ケンカやいじめなどを解決できる答は身近なところにたくさんちりばめられていると気づいたからです。だから私は、答がみえないときは、前の私のようにあきらめるということをしないで、最後までしぶとく答をみつけるまでねばりつづける、そんな人になりたい、と思いました。勉強も、ケンカやいじめのように、あきらめないで答をみつけられたら成績があがるんじゃないかと思いました。
他に、心にのこった所は、真の家族はとってもやさしくて自分の事をいつも考えてくれていると気づき、はじめて気持ちを打ちあけた所です。私は、その時、涙をこらえ懸命にしゃべる主人公はとてもがんばったと思います。自分の気持ちは、くるしくて伝えようとしても勇気がでない、そういうものだと私は思います。真の家族もがんばったと思います。真のお兄さんは、いきたい大学をあきらめて、お父さんはいっしょう懸命に働いて、お母さんは、真のことを考えて学校を探してあげたり、このがんばりが、主人公が気持ちを打ちあけるカギとなったのではないかと私は思います。だから私も主人公のように、周りの人の事を理解して、その人たち全員に気持ちを打ちあけられたら、もっともっと私たちはみんな仲良くなれるんじゃないかと思いました。
最後に、作者がこの本を通して伝えたかったことは、どんな暗闇で黒一色にみえても、少しみかたをかえてみたり振りかえってみるだけでちがう世界やカラフルな色がみえてくる、そう伝えたかったのではないかと思います。
私は、生きています。こうして誰かに助けられたり、助けながら生きています。その事に感謝したいと思います。