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K・Tさん
韓国へ行ってきて、印象が深かったのは板門店と交流会であった。板門店は韓国と北朝鮮の軍事境界線、入るためには軍人によるパスポートの検査が2度必要だし、軍服を着ている人たちのほとんどが拳銃を所持しているのが見えた。このような場所ではさすがに緊張してしまう。だが同時に楽しくもあった。軍事境界線のような場所で楽しいというのは不謹慎な気もするが、やはり現在平和な日本で軍人を生で見る機会は少ないので、非日常な世界に来たような気がして楽しかった。北と南が談話する部屋だけは国境を越えて北側に入ることができた。別にそこに行っても何もないけれど、この先から別の国というのは日本では実感しにくいので、境界線を見て今立っている場所と、1歩先にある場所は別の国なんだな、と何か変な気持ちだった。
交流会については正直なところ初めはとても憂鬱だった。英語は苦手だったし、初めて対面する相手と上手くコミュニケーションをとる自信がなかったからだ。実際向こうの高校へ着いたときは板門店の時以上に緊張したし、相手と会った時なんて逃げ出したい気分になっていた。おかげで最初はできるだけ話しかけられないように目を合わさないようにしていたし、両校のあいさつや見せ物が出来るだけ長びいて自由な時間が少なくなるように願ったりもした。もしかしたら緊張の理由の一つに相手が自分のペンパルの人でなくなっているのも理由なのかもしれないが、何故相手が変わったのかは分からない。
自由の時間になってからは相手に学校を紹介してもらったりしたが、英語が苦手なこともあって何を言っているのか雰囲気でしか感じとることができなかった。相手の人は積極的に話かけてくれるが生返事しかできないし、正直早く時間が過ぎてくれ、と思っていた。しかし、そのような話が変わりゲームの話となると一気に親しみがわいてくる。がやはり何を言っているのか正確に分かるわけではない。しかし、双方に興味がある話になると雰囲気だけでも話せるものだ。話をするのが楽しくなってきたころに、長かったようで短かった時間が終わった。たった2時間程度の時間なのに分かれるのが少しさびしいとすら感じた。
韓国への修学旅行は行く前はあまり期待していなかった。特に交流会に関しては嫌でしょうがなかったが、今は違う。韓国はとても良かった。特に交流会が良い意味で予想をうらぎられた。日本と韓国という国どうしては竹島問題なのがあるが一個人として向かい合うと国境の壁なんて言葉ぐらいしか見つからない、いや言葉ですら雰囲気で何とかなるものだから違いなど本当は何もないのだろうと感じられる旅だった。