スクールライフ

TOP > スクールライフ > 研修旅行記

 スクールライフINDEX

  • クラブ紹介
  • 学校生活の思い出
  • 合格体験記
  • 研修旅行記
  • 読書感想文
  • スクールカレンダー

研修旅行記

「韓国の人々の優しさに触れて」

I・Kさん

 わたしたちが訪れた西大門刑務所は過去の残虐な歴史を思い起こさせないほど、秋の紅葉が美しい所でした。しかし見学を進めていくと、その残虐さを肌で感じることになりました。特にすごかったのは、当時の牢獄での様子を人形と録音された声で拷問されていた風景を表現したところを見学したときでした。人形とはいえども、目を覆いたくなりました。そしてもう一つは死刑場です。死刑囚たちの無念の想いを受けて成長が止まってしまったと言われているポプラの木を見たとき、胸が締めつけられる思いがしました。

  西大門刑務所で日本人が行ったことは本当に許されないことであり、同じ人間とは思えないほど酷く、憤りさえ感じました。しかし、この過ちを風化させることなく、次の世代に語り継ぎ、二度と起こさせないことが私たちの使命であり、犠牲者の方々への償いでもあると感じました。

  その後、私たちは待ちわびていたペンパルとの再会のときを迎えました。しかしながら私たちは西大門刑務所を見学したばかりということもあり、少し気持ちが沈んでいました。けれどもそのような思いを吹き飛ばしてくれるほど、ペンパルたちは温かく迎えてくれました。私がバスを降りると、私のペンパルがすぐに近づいてきてくれ、交流会の会場まで優しく案内してくれました。その後交流会を終え、ペンパルの案内で淑明女子高校の校舎を案内してくれたのですが、行くところ行くところ、淑明の生徒たちが「こんにちは。」と流暢な日本語で話しかけてくれたり、中には文通がしたいからと住所を聞かれたりしました。私はペンパルたち以外の淑明女子高校の生徒たちも、日本に関心をもち、友好的に想ってくれていることを実感し、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

  自由行動は五組、計十人で行動しました。地下鉄やバスなどを利用して移動する際もペンパルたちは終始私たちのことを考え、行動してくれました。だからこそ、自由行動が楽しく、より有意義なものになったのだと確信しています。自由行動は友情を深める絶好の機会でもあるので、今後もぜひ続けてほしいと思います。

  そして別れのとき、本当に悲しくて、まだまだ一緒にいたいという思いでいっぱいになりました。中には別れを惜しんで泣いている友達もいました。これで、学校を通じての交流は終了ですが、先輩たちの中にはその後も交流を続けている方が大勢いるそうなので、私もその内の一人になりたいと思いました。淑明女子高校との交流は英語の勉強といった意味だけでなく、国境を越えて友情を育み、お互いの国を理解し合い、友好的な関係をさらに強めるためのものだと思うので、今後も十年、二十年とその歴史を積み重ねてほしいと思います。

  今回の研修旅行で私が一番感じたことは、「韓国の人々の優しさ」でした。私は正直今まで韓国に対してあまり興味がありませんでした。しかし、この研修旅行で韓国を肌で感じ、現地の人々と接し、韓国の文化・風習・歴史を学び、すごく身近に感じることができ、韓国が大好きになりました。

  日韓の間には悲しい歴史もありますが、そのことを繰り返さないためにもお互いの国についての理解を深め、尊重し合うことが私たちにできる日韓の友好関係を保つ方法だと思います。