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F・Dさん
この韓国への研修旅行が高校最大の行事だったので、とても楽しみであり、そして僕のテンションは行く前から異常なくらい高かった。一番の楽しみは、韓国のソウルにあるヒムン高校の学生との交流だ。約一年間、ヒムン高校の学生と文通していたということもあり、とても会いたいと思っていた。
しかし、初めての飛行機や長時間のバス移動などの多忙なスケジュールのため、僕の疲労感は交流会のある四日目までにピークに達していた。もう交流会など適当に「オー、イエス、イエス」などと返事をしていれば良いだろうという投げやりな気持ちでいた。
そして、ヒムン高校へ到着した。いざバスを降りてみると、さっきまでの浅はかな気持ちと疲労感などは消えていた。それと同時に、緊張感が沸いてきた。そして、ペンパルと対面した。まず軽く自己紹介をしたのだが、彼は数年間、アメリカに住んでいたため、英語が滑らかでとても速かった。それに比べて僕は英語は苦手だった。だから彼の話す英語は、ほとんど聞き取れなかった。日本語の上手なヒムン高校の生徒に手助けをしてもらわなければ、コミュニケーションをとることができなかった。僕は自分の無力さを情けなく思った。このような悪い流れで別れるのだろうかとも思った。
しかし、スポーツ交流のサッカーをしている間は、僕達が異国の人間だということなど、周りから見れば誰も思わないだろうというくらい楽しめた。それを通して、とても話しやすくなった。次第に仲良くなり、ペンパルはCDプレーヤーからCDを一枚取り出して僕に渡した。ケースにも入ってなかったことから、おそらく渡すつもりではなかった物だと思えた。だから、このプレゼントはとても嬉しかった。そして、とても楽しく短かったヒムン高校との交流会は幕を閉じた。
この交流会を通じて、学んだことがある。それは、違う国で生まれ、違う国で育ち、違う言語を話していたとしても。そんなことは関係ないということだ。昔は日本だけでなく、たくさんの国々が異国の人間だというだけで差別していた。それはとても残念なことだと思う。過去を変えることはできないので、これからは差別のない、平等で平和な世界になってほしい。最後に、この研修旅行はたくさんのことを学んだだけでなく、僕の高校生活の最高の思い出だと言える。