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研修旅行記

「韓国への印象」

S・Tさん

 韓国という国に対して,私は始めあまり良い印象を持っていませんでした。日本が韓国を侵略したことについても,それは過去の人たちが起こした過ちであって,私には関係のないことだと思っていました。

  けれど韓国に着いて学んだり,韓国人のペンパルとの文通や交流を通して,韓国に対する思いが大きく変わっていきました。

  実際,韓国に行ってまず思ったことは,韓国の人たちはとても陽気で親切な人ばかりだということです。私はずっと韓国人は日本人を嫌っているものだと思っていて,だから私もあまり韓国人を好きになろうとは思えませんでした。だけど韓国の人たちは日本人である私に本当に親切にしてくれました。陽気に話しかけてくれました。私はもっと韓国のことが好きになりました。

  この研修旅行では,他にもたくさん印象に残ったことがあります。南大門刑務所へ行き過去に私たちに日本人が犯した大きな過ちをまのあたりにし,その罪の重さに気づかされました。板門店へ行き,今もなお続いている休戦という状況,まだ韓国は戦争が終わっていないことを実感しました。そしてペンパルとの交流。ヨンジュに案内してもらい,韓国には日本にないような近代的なものが多くあること,韓国の人たちがとても心温かい人たちなのだということ,など数多くのことを知ることができました。

  韓国では,さまざまな貴重な経験をすることができ,本当に行って良かったと思います。今までの私は,韓国に対して敵対心のようなものを持っているところがありました。だから,日本が韓国を侵略したことに対しても,私には関係がないなどと思い,韓国の良い面を見ようとはしませんでした。けれど,この学校に来て,韓国のことを学び,実際に行ってみてたくさんのことを感じました。日本が韓国に対して行ったことは,決して許されてはいけないことです。私は関係ない,と思うのではなく,同じことを繰り返すことのないよう,一人一人がしっかりとした意識を持たなくてはいけないと思います。

  日本と韓国は位置的にはとても近いけど,遠い部分も多々あると思います。日本は戦争が終わり,第九条という戦争に反対する法律もあります。それはとても良いことです。が,平和であることがあたり前になりすぎて,政治に関心を持たない人が多くなってきたのではないかと思います。日本人は韓国人を見習って自分の国にもっと関心を持つべきだと思います。そして日本と韓国という二つの国がお互いに良い所を評価し合い,高めあっていける関係になることを強く望みます。