「朗読会を終えて」
                       指導担当教諭 中西康雄

 「怖い声・驚いた声・暗い声など上手に使い分けられていました…」
 朗読会を聞きに来てくれた人が書いてくれた感想です。何十回と読んだ「青い鳥」。感情をおさえたり、弾ませたり…。彼女たちが一番苦心した点がきっとうまく伝わったのでしょう。
 今回の朗読会も、一生懸命練習に取り組んだ生徒、真剣に耳を傾け想像をふくらませていった生徒、それぞれの生徒たちの力によって、成功へと導かれていったのです。


 朗読会は、お昼休みの15分ほどの間に催される「小さな会」です。そして、すべてが生徒の自主性に任せられた「手作りの会」です。今回は、バックミュージックを流そうという初めての試みにもチャレンジしました。曲探しから決定まで、これももちろん生徒たち自身によって行われました。10枚を越えるCDが集められ、その中から選りすぐりの曲たちが選び出されていったのです。
 選考に当たっては、場面の雰囲気といかにマッチするかはもとより、朗読時間との整合性も条件に入れなくてはなりませんでした。ですから、曲を決定するまでにはかなりの苦労があっただろうと思います。しかし、その甲斐あって、延べ数で100を越える曲の中から選び出された曲たちは、朗読会をより盛り上げていってくれました。
 一場面をあげると、「長い旅に出ました…」につづいて、坂本龍一氏のあの「エナジーフロー」がすぅーと流れ出した場面。セリフと音楽がぴったりマッチしたことで、長い旅の壮大さがごく自然に表現されたのではないでしょうか。もちろん、音楽と朗読のタイミングがずれていたら、そうはならなかったはずです。時間を計りながら練習を積み重ねていった、その結果だと思います。


 朗読会に出演した生徒はまたやりたいという意欲を見せてくれています。聞きに来てくれた生徒たちも、「次回も楽しみにしています」という感想を寄せてくれたり、「自分もやってみたい」という気持ちを表してくれたりしています。「小さな手作りの会」がこのまま、生徒たちの力によって、大きく輪を広げていってくれることを願っています。

第13回おはなし会

『青い鳥』
メーテルリンク作

とき:6月21日(水)
    12時50分より
ところ:図書館閲覧室