読書の泉 『おすすめ本』紹介 No.2 改訂6版

2008年2月19日

読書の泉 『おすすめ本』紹介

あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院泉ヶ丘中学高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、
みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?

おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.sakai.zaq.ne.jp/duade202/dokushonoizumi060724.htm

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推薦者 (所属) 書名 著者 出版社 【請求記号】 紹介記事
三村 浩一(教職員)
いちご同盟 / 三田誠広著. -- 東京 : 河出書房新社, 1990  請求記号【379.7 フル 】   「いちご同盟」とは何だろう。私の年代では、アメリカの学園紛争を描いた1970年公開の「いちご白書」という映画を思い浮かべるかもしれない。しかし、この小説は高校受験を控えた悩める15才「良介」の物語だ。野球部のエースで4番の「徹也」、その幼なじみで病床にある「直美」との出会い、そして別れ。ピアノ教師である母親との葛藤、近所で起こった小5の少年の自殺へのこだわりなどを通じて、良介は悩みながらもひと夏で大きく成長していく。15才の純粋さ、ひたむきさが痛いほど伝わってくる。そして、生きることについて深く考えさせられる。「いちご」は「一期」ではないだろうか。
三村 浩一(教職員)

「1日30分」を続けなさい! : 人生勝利の勉強法55 / 古市幸雄著 -- 東京 : マガジンハウス, 2007.6   請求記号【379.7 フル 】  現状打破を求めて、人々は「ハウツーもの」に飛びつく。本書もすでに46万部を突破してベストセラー。だが、本書が類書と一線を画すのは、この本の元となった『負け犬にならないための勉強法』(1万円!)を筆者のHPを通じて購入した500人の読者の実践の裏づけがあることだ。なるほど、筆者の方法論は具体的で、筆者の体験に基づいているだけに説得力がある。成功のための具体的なヒントも満載だ。しかし、私がもっとも印象に残っているのは「成功曲線(p.51)」と「逆転の思考法(P169)」だ。前者は「学習の成果はすぐには出ない」ことをグラフで表したものであり、後者の一例は、「勉強の成果が上がったら留学するではなく、留学することをまず決めてそこから逆算して勉強する」ことである。もちろん、1日30分続ける「意志力」が欠けている人にはこの本はまったく意味をもたない。
Kさん(その他)
秘密基地 / みずの聡著 -- 名古屋 : ブイツーソリューション;星雲社〔発売〕, 2006.5   請求記号【913.6 ミス 】 いじめで悩む少年が、隣りに越してきたブラジル人の少年との友情により、大きく成長し、いじめを克服する物語。主人公の洋平はいじめで学校に行けなくなった不登校児。そんな彼に初めての友達ができる。サッカーの天才児のペペ。洋平はペペとの出会いにより、サッカーの才能が開花し、自分をいじめ続けた少年達の所属するチームと戦う。
この物語は、友情がもたらす素晴しい力と素晴しい未来を気づかせてくれます。ぜひ読んでみてください。おもしろいです。
三村 浩一(教職員)
Jリーグクラブをつくろう! / 秋元大輔著 -- 東京 : ノースランド出版, 2007.3  請求記号【783.47 アキ 】  1992年に10チームで発足したJリーグも今年はJ1・J2を合わせて31チーム。そしてJリーグを目指すクラブが同書によれば全国に50〜60あると言う。日本サッカーの裾野が着実に広がっていることの証左だ。世界のサッカー先進国に見習った「地域密着型のスポーツクラブ」の推進というJリーグの理念がしっかりと根を下ろしている。本書はJリーグ4チーム、Jリーグ入りを目指す28チームを取り上げ、地域に根ざしたスポーツ文化を育もうと努力している人たちの奮闘ぶりを描いている。「歴史はいつだって一人の情熱が動かすものです。人生を捨ててでもやるような奴がいないとJリーグクラブは作れません」という大分トリニータの溝端宏代表の言葉が特に胸を打つ。
三村 浩一(教職員)

青が散る / 宮本輝著 -- 東京 : 文藝春秋, 1985.11  請求記号【913.6 ミヤ 文庫 】 「青が散る」は新設大学(追手門学院大学がモデル)にひょんなことから入学した主人公燎平のテニス漬けの4年間をコミカルかつリリカルに描いた青春小説である。ストイックなまでに自分を追い込んでいく燎平の姿は眩しく映る。それに反して、燎平を取り巻く個性的な仲間たちは魅力があるもの、パターン化されてどこかウソっぽい。燎平が尊敬する辰巳教授が青春の特権と言う「自由と潔癖」を謳歌しているとも思えない。燎平が4年間思いを寄せる美しい夏子にしても、奔放さだけが目につく。潔癖さを貫いた燎平には失ったものも多いが、得たものは彼の人生の貴重な財産になるに違いない。と思うのは私が齢を重ねたからだろうか。いや、中高生諸君もきっと共感を持って読んでくれるに違いない。
池上 鏡子 (教職員)


ミーナの行進 / 小川洋子著 -- 東京 : 中央公論新社, 2006.4   請求記号【913.6 オカ 】 主人公の私が、神戸・芦屋の親戚宅で過ごした1年間のお話です。ドイツ人のおばあさん、ハンサムな伯父さん、もの静かな伯母さん、そしてかわいいミーナと過ごした何気ない日常の中には、温かな愛情があふれています。また、子供の頃に熱中した遊びなど、どこか懐かしくもあります。本書は小川洋子さんの最新長編です。小川洋子さんは「博士の愛した数式」の著者でもあり、とても読みやすい文章で、一気に読み終えてしまえます。また、情景描写が細かく、芦屋の高台から見下ろす景色、カバのポチ子の背中に乗って学校へ通うミーナ、ミーナが擦るマッチの炎など、様々な場面が目に浮かぶようです。優しい気持ちになりたい時にお薦めの1冊です。挿絵の色使いがとても美しく必見です。
Sさん (高校2年)

Dive!! (ダイブ) ; 上〜下 / 森絵都[著] -- 東京 : 角川書店, 2006.6   請求記号【913.6 モリ 1-2 文庫 】 この物語は、主人公の3人の少年が「飛び込み」という競技の頂点を目指していく中で、恋愛や進路に悩みながら成長していく姿を描いてます。各巻登場人物別の視点で書かれているので、新しい気持ちで読むことができます。キャラクターが私たちの年齢とそんなに変らないので、物語を読み進めていく中で共感できる部分もあったりします。ありがちなスポーツ話(野球やバスケなど)にマンネリしている人にはおすすめです。
Oさん (その他)
猫は素敵な家族 : 虹色の瞳 / 岡田名央著 -- 大阪 : 新風書房, 2006.8   請求記号【913.6 オカ 】 ネコの親子愛・兄妹愛が綴られ改めて命の大切さ・重さが伝わる作品です。突然の事故やケガで「命が危ない」と宣告を受けたネコ。安楽死の道を選ばずに自宅に連れて帰り懸命に看護する著者と家族の愛情と絆に感動しました。
Sさん (高校2年)

ダーリンの頭ン中 : 英語と語学 / 小栗左多里, トニー・ラズロ著 -- 東京 : メディアファクトリー, 2005.3   請求記号【830.4 オク 】 この本は、英語や日本語の疑問について描かれています。笑って学べる読みやすい本です。この本には、日本で使われている英語の意味と海外で使われている英語の意味の違いや、「the」の発音についてのことが書かれていたり、もちろん日本語についても書かれています。 日本語については漢字のわかりやすさや、ひらがなの発音の違いについても書かれています。 あとは言葉の由来やまとめて発音する言葉についてなど色々なことを英語や日本語について面白く書いてあり読みやすいです。 これを読むと言語というものの面白さに気がつきます。 この本は他にもシリーズがたくさんあるのでそれも読んでみるといいと思います。
Yさん (高校1年)

アリスの見習い物語 / カレン・クシュマン著 ; 柳井薫訳 ; 中村悦子画 -- 東京 : あすなろ書房, 1997.2   請求記号【933.7 クシ 】 アメリカで最も優れた児童文学に与えられるニューベリー賞を1996年に受賞。十四世紀のイギリスを舞台に、名前も家もなく、感情の表し方も知らず、ただ生きのびることに精一杯だった少女が、自分を「アリス」と名づけ、居場所を見出し、たくましく成長していく様子を描いた作品です。自らがつらい境遇にありながらも、いじめられている猫や少年にやさしさを振りまくけなげな姿には感動させられます。一度はくじけて逃げ出してしまうけれど、のちにもう一度自分のしたいことを考え直し、あきらめずがんばるアリスをみて、自分も見習わなければと思いました。読み終わった頃には努力してきたことがやっと成功した時のようなすがすがしさを感じました。一章一章が短く、短時間でも読めるお話なのでぜひ図書館で借りて読んでみてください。
Yさん (高校1年)

こどもたちへ : 夜回り先生からのメッセージ / 水谷修著 -- 東京 : サンクチュアリ・パブリッシング, 2005.9   請求記号【159.7 ミス 】 いつも夜回り先生が子供達に語りかけている言葉、そして切実な想いがつまった一冊です。水谷先生の優しさがひしひしと伝わってきます。子供達のことを強く想って言ってくれている言葉だからこそ、本当によく心に残ります。つらくて、悲しくて、どうしようもない時この本を軽くでもいいので読んでください。【この本には、救いはありません。頭で理解するだけでは何も変わりません。 自分の力で動き出さない限り幸せにはなれないのです。まずは素直にありのままの自分を受け入れ、外に目を向けてみてください。 そこがスタートなのです】(本文より引用)自分を見失いそうなとき、心のモヤモヤをすっきりさせたいとき、是非この本を読んでもらいたいと思います。さぁあなたも今から全てをリセットして、再スタートしてみませんか?