2020/04/08

ことばの贈り物 2020/04/08

「緊急事態宣言」発令に伴い、始業式は中止となった。自宅で籠っている子どもたちへの心配や思いを本校教員たちは異口同音に発している。ネットワーク機能を用いた生徒とのコミュニケーションもこれから本格化する。担任発表、クラス発表も本日以降学年単位で実施される。本日より生徒たちには動画配信された1学期始業式の訓話を皆さんにもご紹介したい。お付き合い願いたい。
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2020年度1学期 始業式 訓話

2020年度1学期始業式に際し、ご挨拶申し上げます。
去る2月29日より本校でも臨時休校措置を取り、生徒や保護者の皆さんの安全管理体制を取って参りました。残念ながら、コロナウィルス拡散に終息のめどが立たず、始業式が中止されましたが、「緊急事態宣言」は、皆さんの健康と周囲に人の安全を考慮しての国の方針であるということをご理解ください。

さて、在校生の皆さん。これまで1か月以上にわたって、自宅で過ごされているわけですが、いかがお過ごしですか?計画立った生活は出来ていますか?朝起きる時間、学ぶ時間といったタイムマネジメントは出来ていますか?このコロナ騒動は、まさに皆さんおひとりおひとりの自覚、自律、主体性が問われる局面です。

自分で使える時間が、コロナ騒動による社会的制約の中で大量に獲得されたということは、少し皮肉な結果だとは思いますが、皆さんの24時間は、皆さんの意志の力の下で毎日消化されていきます。昨日一日、どんな24時間を過ごしましたか?自分に対してどんな圧力をかけて毎日過ごしていますか?皆さんのこれまでの40日間を振り返ってみて下さい。自己抑制の効いた、重力に逆らって過ごした時間だけが、皆さんを鍛え上げます。しっかり抑制の効いた規則正しい生活をしている人は、きっと今後AIが世界を席巻する未来社会が到来しても、逞しく生き残っていけるでしょう。

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本日はここまで。また明日。