2020/07/20

ことばの贈り物 2020/07/20

本日は先週開催した中学1年生のオリエンテーションでのお話のご紹介。8回目となる。本日最終回である。
-------------------------------------------------------------------------------------------
 
さて、最後に私がとても大切にしている考え方のひとつをご紹介します。有名すぎる島津家の家訓です。私自身がこうありたいと思いながらも、なかなか近づけない人生訓であります。
 
生きるべき態度の5段階として、最上に掲げるのが「何かに挑戦し、成功した者」で、これこそが尊い存在であるとしています。次に「何かに挑戦したけれど、失敗した者」がそれに続くとしています。私は個人的に成功しようが失敗しようが、チャレンジしたことそのものが尊いものだと考えています。
 
次に来るのが「自ら挑戦はしなかったが、挑戦した人の手助けをした者」を位置付けている。こういった人も尊い部類に充分値すると思います。竜馬の伴侶であったとされる、おりょうさん(架空人物とされるが)もここに属するかと思います。
 
そして4番目が「何もしなかった者」とし、最下層に「何もせず、批判だけしている者」と定めています。本校で学ぶ生徒には、少なくとも評論家にはなってほしくない。そのためには大人が襟を正さねばなるまい。最後に自戒を込めて、この稿を締めくくります。

-------------------------------------------------------------------------------------------
最後までお付き合い願い、感謝申し上げる。ではまた明日。