2020/08/02

ことばの贈り物 2020/08/02

高3生保護者対象の進路説明会。その冒頭のご挨拶のご紹介の2日目である。進路実現を生徒の主体性の涵養の場として位置付けたいと考える。お付き合い願いたい。
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その際大切なことは、進路実現に関してご本人の意思を最大限尊重することです。大学の進路選択は、生徒本人の主体性がなせる業です。もちろん保護者の立場から、あるいは人生の先輩としてのアドバイスをなさることは重要かと思いますが、お子様がどうしてその進路選択をしようとしているのか、お子様がなぜ、その進路にこだわっているのか?
 
周囲が安全なレールを敷いて、そこにお子様を流し込むということは、一見合理的選択のように見えますが、長い目で見れば、それは重大な機会損失のように思います。
 
人は誰もが必ず、自らが目標を定め、その実施計画を立て、重力に逆らう行動を継続し、最終的に結果責任を自らが負う、ということを求められます。その初めての体得の場が、この大学受験であると考えるからです。その際、もしかしたら数年後、その進路選択が失敗だったってこともあるでしょう。
 
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本日はここまで。明日は最終回である。