2020/10/11

ことばの贈り物 2020/10/11

お休みのひと時をいかがお過ごしだろうか。台風も過ぎ去ったようで、穏やかな秋晴れである。さて、本日は昨日実施された高3生の指定校推薦の「推薦書交付」に際しての私の生徒、保護者へのご挨拶内容をお送りしたい。

まずは指定校推薦に際する審議経過をお知らせしたい。10数名からなる審査委員の厳正なる審議の中で、推薦生徒を決定した。それぞれ生徒の書いた「志望理由書」やこれまでの「学業成績」「校内活動履歴」「出欠状況」といった内容をもとに、1名ずつ丁寧に審議していった。

1名枠に複数名のエントリーの中で選ぶ審議もあれば、1名枠に1名のエントリーを審議する中、残念ながら総合判断で不可とされることもあった。エントリーに関しては、あくまでも生徒の意思を最大限尊重し、「どこでもいいからとりあえず」といった姿勢は許されない。

なぜなら、指定校で推薦された生徒は、本校の代表として選ばれるわけであるから、大学生活4年間の学業態度がとても重要となる。本校の代表という自覚と責任が伴うという認識が、本人はもとより保護者にも求められる。

志願するに当たっての「自律」した姿勢が求められる。ここが他校とは異なる本校の指定校推薦のこだわりかもしれない。指定校枠は今日まで泉ヶ丘の先輩たちが築き上げてくれた財産である。それをしっかり受け継いでほしいという願いが、そこには込められている。

最後に今後、半年間の高校生活の中で、受験勉強とは異なる自分自身の主体的な学びを展開してほしい。半年間で獲得したい目標とその実現のための計画を立て、それを自らの行動で獲得してほしい。まさに主体的な学びを展開する時間にしてほしい。そんな話をした。