2020/12/22

ことばの贈り物 2020/12/22

コロナの感染拡大に歯止めがかからない。医療現場のひっ迫が連日伝えられているが、好転する兆しが見えないまま、年末年始の突入しつつある。クリスマス、お正月といった年中行事を自粛することが、賢明な判断だろう。 この1年を振り返ると、学校も2月29日から教育活動の自粛期間となった。卒業式や入学式もままならず、学校がフル稼働できたのが6月中旬。お盆期間を短くして、対面授業回数を出来るだけ増やし、現在かなりの授業回復までこぎつけた。 学校行事に関しては、対面授業以上にハードルが高くなる。研修旅行の延期、クロスカントリーの中止、海外渡航の禁止。そういった制限を加える中、何とか「体育大会」と「高校泉ヶ丘祭」の一部実施が実現された。 生徒たちの成長には、授業を通じての知識や技術を修得することは欠かせない。しかしながら、友達や先輩後輩あるいは社会で活動している人との交流を通じ、気付きや学びが促されることも重要である。その仕組み作りも学校教育の不可欠な要素だが、なかなか思うに任せられない状況が続く。 明日の「ココロの学校2020」で、ひとまず年内の学校行事は終了する。昨日も申し上げた通り、2学期終業式は自宅でのリモート参加である。昨日も校内ではリモート回線のテストが行われていた。そんな中で高3生には、待ったなしの受験準備が継続されていることは言うまでもない。