2020/12/29

ことばの贈り物 2020/12/29

コロナ終息の気配は見えない。新種のウィルスも出現してきているという報道がなされている。本日は28日の終業式の訓話2日目をご紹介したい。お付き合い願いたい。
------------------------------------------------------------------------

こうした世界的なコロナ感染拡大の影響は、後年の歴史の教科書に必ず記載されます。我々はそれをリアルに体験している歴史の生き証人ですが、こうした中で大切なことは、この状況をひとりひとりがどのような自覚と責任を感じながら向き合うのか。その態度が問われていると思います。それは、未成年であるとか大人であるということは関係なく、我々一人一人に突き付けられた課題です。

以前皆さんにご紹介したジョン・F・ケネディのアメリカ大統領就任演説の一説をもう一度ご紹介します。
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.
国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何をすることができるのかを問うて欲しい。こんな意味かと思います。

この演説の中で、国(country)という文字をもう少し皆さんの身近な言葉に置き換えてみましょう。国ではなく、家族(family)とすればどうなるでしょう?
Ask not what your family can do for you; ask what you can do for your family.
家族があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが家族のために何をすることが出来るのかを問うてほしい、となりますよね。

------------------------------------------------------------------------
本日はここまで。続きはまた明日。