2021/02/09

ことばの贈り物 2021/02/09

明日の高校入試を控え、校内安全点検が続く。本日は昨日お話したように、中学生からの質問の一部をご紹介したい。「生きがいは何ですか?」「どうすれば周囲の目が気にならずにできますか」「先生になるためにはどうすればいいですか?」「半世紀前の日本は当時の校長先生にはどう見えていましたか?」などなど約40枚。
 
その中でひとつだけご紹介しよう。「校長先生って、具体的に学校でどんなことをしていますか?」というご質問。確かに、校長って授業してないし、生徒の前に出てくるのは行事ごとの時だけだし、日ごろは謎に包まれている。ではお応えしよう。
 
まず一番大きな仕事は「会議」。レギュラーの会議は一週間に5本。その会議の議題はもちろん、原案作成を指示したり、その内容をチェックしたり、課題を抽出したり、争点を洗い出したり。また、その合間にも、細かい現場報告が逐次入ってくる。その判断が正しいかどうかの吟味や議論。すぐに結論が出ない案件もある。
 
常に自分の判断が正しいとは限らない。スタッフと情報を共有しながら、より的確かつ最適な判断を行う。あとは、説明会に立ち会ったり、文書を書いたり、校内を巡回したり、学校を代表して外部の会議に出席したり。ぽっかり時間が空いた時は、読書したりもするけど、ほとんど無理だね。校長室から出て、現場に行っての打ち合わせもするしね。そんなところかな。