2021/02/15

ことばの贈り物 2021/02/15

そぼ降る雨の中、新たな週の始まりである。本日より定期テスト1週間前を迎える。食堂の自習室開放も行われる。そんな中、リモートで実施している月曜朝の「中学全校集会」。本日は久しぶりに出番を頂戴し、生徒にお話した。「学びの循環」をテーマに話した。実況中継風にご紹介したい。

さて、皆さんは日ごろ、本校の授業を中心に学習を積み重ねていると思いますが、授業を理解する大切さ、「分かる」ということの大切さを本日はお話ししましょう。皆さんが、授業内容をしっかり「分かる」状況になったとしましょう。

すると、「やる気」が起こってきます。もっともっと勉強しようという気持ちになり、そのように行動します。勉強を積み重ねていきますと、そのうちに成績が「上がり」出します。少しずつ成績が上がり始めますと、周りの人から「褒められ」るようになります。

「褒められる」と、気分はよくなりますから、ますます「やる気」になって勉強をします。するとまたどんどん「分かる」ようになるのです。これを循環図で書くと、

「分かる」→「やる」→「上がる」→「褒められる」→「やる」→「分かる」→………
ということになります。これが反対だとどうなるでしょうか?

「分からない」という状態では「やる気」にはなれませんよね。「やる気」が無くて、やらなければ成績は「上がる」ことはないでしょう。すると、周囲から「褒められる」機会も少なく、ますます「やる気」が失われて、どんどん「分からない」状況が続きます。いわゆる「負の連鎖」です。

ですから、学びの基本は「分かる」というところが肝心だということになります。分からなければ、友だちに聞く、先生に質問する。科目を取っ払って担任の先生に質問しましょう。「分からない」を無くすための努力と工夫。学年末テストに向けて、「分からない」部分をしっかり「分かる」状態に高めましょう。

そんな話をした。