2021/03/02

ことばの贈り物 2021/03/02

朝から雨が降り注ぐ。寒さを感じないのは、春が近いということか。学年末テストも終了し、今週はテスト返却とやり直しに時間が割かれる。間違えた個所のやり直しは必須。特に高校生にとっては、定期テストそのものが大学入試に直結している。そのことを忘れてはいけない。

さて、先週は来客の多い1週間であった。本日はたまたま来客もなく、大きな打合せの予定もない。久しぶりに校長室で校務に専念できる時間が取れそうである。この時期にやらねばならないこと。それは……。

中高それぞれの卒業式の式辞、3学期終業式の挨拶、中高それぞれの4月予定の入学式式辞、さらに1学期始業式での挨拶文。計6本の原稿作成の締め切りが迫ってきている。だけど私にとって、この作業は存外楽しい。

生徒たちを思い浮かべながら、人生の後輩たちにどんなメッセージを残そうか。本日を境に少しずつ制作に入っていきたい。もちろん過去の原稿の採録などしない。すべて新作完全オリジナルで挑む。そぼ降る雨の中、そんな静かな時間を過ごせればと、願っているのだが……。