2021/03/11

ことばの贈り物 2021/03/11

東日本大震災から10年が経過する。釜石と遠野に足を運び、ボランティア活動に参加した記憶が蘇る。被災地の様子を目の当たりにし、自然の恐ろしさに身体を震わせた。まだまだ復興には時間がかかる。現在のコロナ禍といい、想定外の出来事が国内では続いている。

さて、国公立大学後期入試を明日に控える。遠方受験の生徒は本日移動日。全国に移動して、最後の勝負に挑もうとしている。ちょうどこの時期、卒業生も学校に訪れてくれている。後輩たちの進路状況が気になりつつ、恩師と旧交を温める光景が微笑ましい。

また、本日は中学3年生の研修旅行の代替行事として、劇団四季の「リトルマーメード」を鑑賞。休憩をはさんで約2時間30分の公演。私は「研修旅行は、家族旅行では体験できない内容でなければならない」という持論がある。

その意味で今回の内容は、ご家族でも体験できる内容。しかしながら、子どもたちが全員揃って、同じ空間と同じ時間の中、想い出を共有することに、教育的意義を見出すことも出来よう。研修旅行が果たせなかった中、大阪府内実施、宿泊不可、と限られた条件の中での決断。子どもたちの満足気な表情に、少し救われた気がした。