2021/10/02

教育内容の根幹をなす「教務部」のご紹介

来週6日からの2学期中間テストを前に、生徒たちの試験準備が本格化している。放課後に居残りをして質問や課題を仕上げている生徒も多い。例年に比べ、行事がない中での2学期中間テストは、比較的落ち着いた雰囲気の中で準備が進められている。

さて、こうした定期テストの時間割や日程を定める部署が「教務部」である。教務部には各学年に複数名の先生がおられ、「時間割」の効率的な執行を任されている。特に、急な先生の出張や欠勤といった事態に時間割の変更を速やかに行い、教室の割り振り等を瞬時に要求される場合もある。
 
また、教科に指示を出してシラバスを作成し、行政の指示に従った時間配当や教科履修の確認を俯瞰的に行っている。それ以外にも年間授業日数の確認や行事変更に伴う授業計画の変更等々、授業実施に関する統括を行っている部署である。
 
学年や教科、分掌から要望の上がった様々な内容を全体で調整し、年間予定表に落とし込む作業には相当の時間がかかる。また、新年度の時間割を作成する業務は、JRの時刻表作成並みの複雑性と緻密さが要求される。この作業は教務部の中でも、ほんの一部の先生にしかできない専門性の高い分野だと聞いている。