2022/01/21

ニューノーマル時代における学校教育の在り方 補説

ニューノーマル時代を迎えるに際し、本校で具体的に取り組んでいることをお届けしたい。
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2021年度より高校1年生以下の全生徒にタブレットを導入。学校教育現場に最も適したソフトを導入し、積極的に活用。教員の業務効率化も図れた上で、生徒間活動も活発化した。まだまだ研究余地はあるが、導入以前と比べると隔世の感がある。

また、今年度より中学1年生に「群読」という授業を展開している。これは、日本の古典を中心とした美文名文を、子どもたちが腹式呼吸しながら、声高らかに歌い上げる学びである。声を出すという機会が学校教育の現場では意外と少ない。またそれを恥ずかしがる子どもも多い。

しかし、コミュニケーションの第一歩は、発話すること。はっきりと自分の意思や思いを肉声で伝える。そのための発話訓練は、コミュニケーションの第一歩として大切だと考える。また素材を日本の古典を中心に据えることで、国語教育の一翼を担うことにも繋がる。

さらにコミュニケーションという観点からは、「PBL」活動に発展させていきたいと考えている。生徒が主体性をもって「課題」を抽出し、それを掘り下げていきながら、その課題を地域や社会とどう関わればいいのか。コミュニケーションとモティベーションの向上を狙いとして、学年行事との連関を模索したい。

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以上、まだまだご紹介しきれていない部分もあろうかと思う。ニューノーマル時代を迎えるにあたって、学校の発信力がますます問われるような気がする。