2022/04/26

何気ない、朝の光景です

どんよりとした空模様が続く。時折ぽつりぽつりと小さな雨粒も感じられる。

先日、朝の迎え入れをしていた時の生徒との会話。
「校長先生、今日、わたし~、誕生日なんです!」と立ち止まって告げてくれる女子生徒。その突っ込みをさらに膨らませようと思って、少しひねりを入れようとする校長。
「へえ~、おめでとう!これでやっと、二十歳になったの?」と、軽いボケ。(あまりひねられていない)
「そんな、おばさんじゃありません!まだ〇〇歳です!」と、きっぱり否定。

ここで攻守が交替。先方からの質問。「校長先生は、何月生まれなんですか?」
「何月生まれに、見える?」は、ないなと咄嗟に判断。「7月生まれですよ」と素直に応える。すると、
「へえ、かに座ですかあ。」と、星座の微妙な境目をうまく言い当てる。
「そうです、凄いねえ、かに座なんですよ。で、あなたは……?」
「……」言い当ててほしい!というちょっとした挑発。ここは校長の威厳を糺し
「じゃあ、………餃子……かな?」と、渾身のボケ。

居たたまれなくなったのか、
「どう反応していいのか、分かりません……笑えないし、怒れないし……」と、嘆き言葉をブツブツ残して校舎内に立ち去って行った。一人取り残された校長の惨めなこと。オヤジギャグは、女子生徒に放ってはいけない!という教訓と恥じらいだけが、いつまでも私の周りに滞留していた。

トホホホホ~