2022/05/13

登下校の風景です

中学生活合宿以来、生徒との距離もぐっと縮まったように思う。迎え入れや送り出しで声を掛けてくれる生徒もいる。いくつかご紹介したい。

「校長先生、テスト準備をしているのですが、なかなか集中力が続かなくて、すぐに勉強が途切れてしまいます。どうすればいいでしょうか?」という、少し深刻そうな男子生徒。

「そうやねえ、それはキミだけではなく誰にでも起こることやねえ。まずは、得意な教科から始めてペースを掴むこと。それから、何時までにここまで終わらせるという目標と計画を立てること。問題が難しくて煮詰まってしまったら、次の日に先生に質問すること。分からない問題にグズグズ時間かけて、眠たくなるのはもったいない。『冷蔵庫』には向かわない、スマホは絶対触らないという意志も大事かな?この5つを試してみなさい。そしてまた、報告してね」そんな話をした。

また別の生徒。「校長先生、中間テストが終わったら、どんな楽しいことが待っているのですか?」と、ド直球の質問。

「そやねえ、文化祭の準備が始まると思うよ。それから体育大会の準備もそろそろ始まるかな。あとはクラブ活動も活発になるだろうし、それから……。」
「それから???」

「それからね、6月の『ココロの学校』。これは絶対にいいと思うよ。それから『群読』の授業も本格化するしね。」そんな話をした。

「ふ~ん」と言いながら去って行った。腹落ちしたという様子では決してなかったが。楽しくするのは、自分自身の努力なんだよ、とはさすがに中学1年生には言えなかったな。