2022/07/29

泉ヶ丘通信巻頭言 3

巻頭言のご紹介の3日目である。肥溜めにはまった江口少年はその後どうだったのか。お付き合い願いたい。
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話が長くなりましたが、私は3歳の時に既に一度命を落としかけています。あの時死んでしまっていても何の不思議もありません。しかし、天は私を生かしてくださったのです。以来、私の人生における役割は何なのだろう。天は私に何を期待されて、この世に残してくださったのだろう。

そういったことをふと考えるときがあります。そうは言うものの、これまでの人生で私が何か人様のお役に立てたなどと胸を張って言えることなど何もしていません。ただ、いつも心の中で思うことは、天は私に何を期待されて、この世に私を残されたのだろう。その天が私にお与えになった人生の「必然」を、私自身はまだ探しているさなかなのです。

家族を持ち、そこにはかけがえのない「必然」が横たわっています。しかし、天が求めているのは、それだけではないように思います。社会に対してどのような「必然」を私は見出したのだろう。

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本日はここまで。明日は最終回である。