2022/09/03

中学3年生のPBL授業が本格化しました

中学3年生のPBL(Project Based  Learning)がいよいよキックオフされた。世の中にある「課題」を取り上げ、調査し、議論を重ね、解決の結論まで到達し、それを発表する。

今後必要とされる能力である「思考力」「表現力」「判断力」といった「生きる力」を育むためのプログラム。専門のインストラクターの導きにより、授業が展開された。ゆくゆくは本校教員が引き継ぎ、年度末には大ホールを使っての発表会も予定されている。

先日、新たに模様替えした「Learning Studio」(仮称)で、あるクラスの授業が展開されていたので私も参加した。4クラスが同じ画面を共有し、各自が「売れるTシャツ」を制作するという課題。

「売れる」とはどういうことか?から始まり、Tシャツの原価を知った上で、利益をどう見積もるのか。最終的な「値決め」がなされ、それが実際に販売される。工場に注文すれば、費用が発生し、売れれば売り上げが成り立つ。

そんなリアルな現実を体験する。今回は工場への発注とまでは行かなかったが、その仕組みは理解できた。50人以上のTシャツのデザインを発表したところで、授業は終了した。次回以降が楽しみである。こうした、教科書から少し離れてリアルに社会の仕組みを知るところに、今回の学びの狙いのひとつがある。