2022/09/13

尾畠春夫氏の言葉に触れました

尾畠春夫氏という方をご存じだろうか。2018年、行方不明だった男児の捜索に加わり、見事に救い出すことができた「スーパーボランティア」と言えば、お分かりだろうか。現在も大分県にお住まいで、そこから全国を駆け巡っておられる御年82歳の方である。

なかなか氏の情報が乏しく、触れる機会がなかったのだが、先日「ほぼ日の學校」という糸井重里氏のサイトに行き着き、そこでのインタビュー動画を拝聴し、改めて深い感銘を受けた。ユーモアたっぷりに明るく笑い飛ばされる中に、壮絶な氏の人生が隠されている。

「頼りになるものは自分です」「汗をかく、恥をかく、文字を書く」「旅行は連れて行ってもらうもの、旅は自分で全部考えなければならないもの。旅行は嫌いです。」「自分で敷いた線路は絶対に踏み外さない」「出来るかできないか、わからないけど、チャレンジする」といったお話しが続く。

「聖人」とはこういった人のことを言うのかもしれない。決して自分を誇ることはせず、日々を精一杯、楽しく前向きに生きておられる氏の「当たり前」の姿に、改めて感じ入った次第。どうか皆様も一度、氏の言動に触れられてはいかがだろうか。