2023/03/01

映画「生きる 大川小学校 津波裁判を闘った人たち」を観ました

年度末最終月を迎える。これから少しずつ本格的な春に向かって、暖かい日も増してくるであろう。いよいよ卒業、入学シーズンを迎えることとなる。

さて、私は先日「生きる 大川小学校 津波裁判を闘った人たち」というドキュメント映画を観に行った。その日はちょうど、映画監督の寺田和弘氏、裁判を闘った原告の一人の只野英昭氏、さらにジャーナリストの大谷昭宏氏を交えてのトークショーも開催された。

そこでは、映画では語れない部分も多く語られた。児童74人、教員10人が津波に巻き込まれ犠牲となったという2011年3月11日の東日本大震災の出来事。そのドキュメント映像である。昔から私自身、関心の高いテーマの一つだった。

地震発生から津波到達までの約51分間。この間、いったい何があったのか。どうして74人もの児童が犠牲となったのか。率直に、その疑問が起こる。だが、その真相を知っている人は、津波の犠牲になられている。

児童を失った家族のうち、19家族23人の保護者が行政の提訴に踏み切る。提訴という手段を取るまでの葛藤や世間からのバッシング。提訴した人が一貫して主張していたのは、その51分間に何があったのか?どうして我が子が命を落とさねばならなかったのか?その真相を知りたい、だった。

本日はここまで。続きはまた明日。