2023.03.21
2022年度 高等学校卒業式 式辞 4
祝日のひと時。本日式辞の最後をお送りしたい。長田弘氏の詩の続きからである。 ---------------------------------------------------------------------- きた道とおなじ道をもどればいいはずだった。だが、きみは道をまちがえる。何辺もまちがえて、きみはわッと泣きだし、うろうろ歩いた。道に迷ったんだね。誰かが言った。迷子だな。べつの誰かが…
2023.03.20
2022年度 高等学校卒業式 式辞 3
本日3学期終業式を迎えた。いよいよ新年度準備が本格化する。昨日に引き続き、式辞の続きをお送りしたい。 ------------------------------------------------------------------------ 人は誰しも、自分が周囲から、どう見られているかということが、気になります。周囲を気にするのはあなただけではありません。でも、本当に大切なこと。それは、…
2023.03.19
2022年度 高等学校卒業式 式辞 2
お休みのひと時である。昨日に続いて本校卒業式での式辞をお送りしたい。お付き合い願いたい。 ----------------------------------------------------------------------- 皆さんの高校生活は、その多くをコロナと隣合わせで過ごすことを余儀なくされました。皆さんが中学卒業を迎えた2019年3月から全校一斉休校に突入し、次に皆さんとお会い出…
2023.03.18
2022年度 高等学校卒業式 式辞 1
昨日、無事中学・高校の卒業式が終了した。本日より、卒業式の式辞をお送りしたい。お付き合い願いたい。 ---------------------------------------------------------------------- まだ春には少し肌寒い季節ではありますが、桜のつぼみも少しずつ膨らみ始め、春の到来を今か今かと待ちわびています。そんな穏やかな日に、こうして本校第38期生の皆…
2023.03.17
「月刊私塾界」掲載記事をご紹介したい 2
本日、中学・高等学校の卒業式が挙行された。マスク規制が緩和された中、多くの保護者の皆様がお越しになった。その模様はまた後日お届けしたい。本日は昨日の続きをお送りする。 ----------------------------------------------------------------------- 本校の取り組み そのために本校が重点的に取り入れたこと。ひとつは、海外語学研修の充実と…
2023.03.16
「月刊私塾界」掲載記事をご紹介したい 1
先日雑誌「月刊私塾界」に文書を掲載した。本日よりその記事をご紹介したい。お付き合い願いたい。 ----------------------------------------------------------------------- 10年後の学校現場の姿とは? VUCAの時代と言われて久しい。先行き不透明な、予測困難な未来をいかに生きるべきか。多くの若者が、その課題の前に立ち尽くしている。…
2023.03.15
中学「総合学習発表会」が開催されました
先週土曜日、泉ヶ丘駅前のビッグアイを使って開催された、中学1年生から3年生までの「総合学習」の成果発表会。中学3年生は、4つのテーマに絞り込んで、課題解決型プロジェクトにこの1年間取り組んでいた。 その4テーマというのは、「国際課題解決に向けて」「食品ロスの解消に向けて」「pepperによる校内活動の効率化」「誰もが楽しめるスポーツづくり」。クラスを解体し、3・4人のグループで、共通のテーマに基…
2023.03.14
ターム留学に参加した生徒15名が帰国しました
3月13日の夜遅く、カナダにターム留学していた生徒たちが帰国した。2か月ほどの海外生活で随分逞しく成長したような印象を受けた。「かわいい子には旅をさせよ」ではないが、他人の釜の飯を食べるということを、この多感な時期に経験する教育効果は計り知れない。 もちろん海外生活にはリスクを伴う。送り出す保護者の不安や心配は尽きることはない。だが、親御さんの子離れを通じて子どもは自立する。自分が信じられている…
2023.03.13
2024年度入試に向けた「中学入試報告会」を開催しました
先週の金曜日、次年度に向けた中学入試のための報告会を開催した。今年度の中学入試の状況、現在の大学入試の途中経過といった真新しい情報に加え、私自身の本校における夢、方針を語らせてもらった。 まずは「進学指導特色校」として、大学の進路にはこだわること。そのためには、その大学なり学部に志望する動機が大切。「キミは将来、何をしたいのか?」「そのためにどんな準備をこれまでしてきたのか?」といった自らの魂へ…
2023.03.12
民博に行きました
お休みのひと時をいかがお過ごしだろうか。先日中学1年生と2年生が校外学習に出かけた。中学1年生は自分たちで行き先や行程表を作成し、クラスごとにそれぞれ行く場所が異なるというユニークな校外学習。 また、2年生は万博記念公園の民族学博物館と太陽の塔の内部見学というプログラムであった。私も午前中だけではあったが、中学2年生のプログラムに参加させてもらった。この日は20度近い気温の上昇を見たため、万博公…
2023.03.11
カナダ大使館一等書記官の方が来られました
あと2日すると、1月下旬に旅立ったカナダターム留学生15名が帰国する。本校で初めての取り組みであったターム留学。その成果はいかようであったかは帰国後に検証することにする。 それに先立ち先日、東京からカナダ大使館の一等書記官がお越しになった。ターム留学も順調に進んでいるという報告のほかに、今後もカナダと本校の連携を深めていきたいというご提案がいろいろあった。 今回本校がカナダを留学先に決めたのは…
2023.03.10
中学1年生・2年生の英語発表会がありました
先日、中学1年生の英語暗唱大会と中学2年生の英語プレゼンテーション大会が校内で開催された。大会と銘打っている限り、コンテストの様相を呈している。厳正な審査の上、来週の月曜日に審査発表がなされる。 中学1年生は定型の英文を覚えての発表。発音や表現力が問われる。全員が同じ発表となるため、その中での優劣は、なかなか審査が難航するのではないか。さすがクラスで選ばれた16名の精鋭。年々レベルが上がって来て…
2023.03.09
国公立大学合格の朗報が届いています
暖かい日が続く。私は昨日辺りからコートと手袋を手放した。国公立大学前期入試の嬉しい報告も続々と届く。合格した生徒を前に、私が決まって話すこと。 「合格の結果を、ご家族はどのようにおっしゃってましたか?」 「……」 「そういった、あなたが周囲の人を笑顔にして、喜びを与えられたこと。それは凄いことなのですよ。人生を生きる意味とは、あなたの身近な人に喜びを届けること、誰…
2023.03.08
新生児出生数が80万人を切りました 3
80万人を割る新生児数。それがどのような影響を与えるか。3回目である。 国公立大や有名どころの私大。さらに次の層の私大や医学部などといったところを加えると、そこでほぼ100%に達する。つまり、多くの私大が今後の運営に苦慮する時代がすぐそこまでやって来ている。 また、AI技術の進化により、人工知能が人間に代わって作業することも増えてくる。重箱の隅をつついたような知識のかけ…
2023.03.07
新生児出生数が80万人を切りました 2
昨日に続き、少子化が大学入試に及ぼす影響を考察してみたい。 現在の高3年生は111万人いた。今年の共通テスト出願数が現役生43.6万人。単純計算だが、全高3生の39.3%が出願した計算となる(高校進学率は排除)。この比率を2022年生まれの人に、そのまま当てはめてみると、79万人の39.3%が共通テストに出願。出願数は31万人。 現在の国公立大学の全募集枠は12.7万人。そのまま2022年生に…
2023.03.06
新生児出生数が80万人を切りました 1
新たな1週間である。今週は一気に春の陽気が到来するとの予報。今しばらく花粉に悩まされる人もおられるだろうが、春はもうそこまで。今週はいよいよ国公立大学前期2次試験の結果が示される。またご報告したい。 さて、先日2022年の我が国の新生児出生数が80万人を下回ったという報道がなされた。お聞きになった方もおられよう。2019年は86万人あまり。2020年が84万人余り。昨年は81万人あまり。減少傾向…
2023.03.05
春の陽気が少しずつ本格化しています
このところ穏やかな春の陽気に包まれている。花粉症の季節でもあるが、たくさんの人が街を歩いている。外国人観光客の姿も目にするようになり、少しずつではあるが、以前の活気を取り戻しつつある。 桜前線の開花予測もなされている。大阪は3月24日ころの開花で、4月1日ころに満開を迎えるとの予想。例年より3日ほど早くに開花するとのこと。意外と東京が最も早く3月16日に開花し、3月24日には既に満開とのこと。所…
2023.03.04
中学3年生の課題解決型プロジェクトが大詰めを迎えています
中学3年生「探究学習」に向けた仕上げの段階に差し掛かっている。SDGsへの取り組みを柱に、それぞれクラスを横断してのグループワーク。この水曜日には、食品ロスをテーマにした新たなメニュー考案と実際の試食会。私も参加した。 調理は専らプロの手に委ねたわけだが、そのレシピや食品ロスの実態を子どもたちは目の当たりにした。どの食材もたいへんおいしく食べることが出来た。子どもたちの食品ロスに関する認識も深ま…
2023.03.03
映画「生きる 大川小学校 津波裁判を闘った人たち」を観ました 3
本日もお付き合い願いたい。 ----------------------------------------------------------------------- 正直、2時間の映画を観ても、あの51分間に何があって、どうして子どもたちが命を落とさねばならなかったのか。そのことはほとんど見えてこない。だが、その後の3人のお話を聞く中で、真相が私なりに見えてきたような気がする。 まず、津…
2023.03.02
映画「生きる 大川小学校 津波裁判を闘った人たち」を観ました 2
昨日に続き、映画の感想をお届けしたい。お付き合い願いたい。 ------------------------------------------------------------------------ 真相解明を求めて、何度も行政と話し合ったが、納得できる結論を見ない中、行政側への不信感が募る。遺族間の意見も割れる。そんな中で、やはり真相究明は、法廷の力を借りなければ不可能であるという結論に…