演劇部 「祈りの幕が下りる時」観劇!
6月1日に舞台「祈りの幕が下りる時」を鑑賞しました。
「祈りの幕が下りる時」は映画化もされている作品で、一件の殺人事件の真相を追っていく中で、加賀恭一郎の家族の事や、加賀の知り合いの劇作家・浅居博美の過去が明らかになっていく物語です。
家族の絆や普通の生活を送れなくなった人々の生き方が、事件の真相と共に少しずつ明らかになっていきます。
私は今回初めてプロの舞台公演を鑑賞しましたが、役者さん一人一人がキャラクターに魂を込めて演じられており、プロの演者さんの凄さを改めて実感しました。
その中でも、特に心に残ったのが浅居博美とその父親の浅居忠雄のシーンでした。罪を犯してしまったために世間の目から逃げ回っている中でも連絡を取り続け、娘の事を思い自分の人生をも犠牲にする父親と、父を思い続けて最後は自らの手で父の命を絶った娘の演技からは、2人の感情が自分に伝わってきて思わず泣いていました。また、照明を当てる範囲を絞って現在と過去のシーンを分けていたり、舞台上の美術も自分では思いつかないような使い方をして場面転換をしていたりと、自分がこれから演劇をしていく中での大きな学びになりました。
今回の舞台から学んだ、感情の表現の仕方や舞台の使い方などをこれからの演劇で活かしていきたいです!

