ことばの贈り物
─ 校長通信 ─

2019/04/12

本日は中学入学式の式辞の最終回。お付き合い願いたい。

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では、その人の心の成長はどうやって測定するのでしょうか? 身体の成長は、機械や道具で正確に測定することが出来ます。学力も、「偏差値」というものさしである程度測定することが出来ます。では、心の成長はどうやって測定するのでしょうか。

学校という集団生活の場で、これから皆さんが直面するたくさんの困難や課題に対して、誤魔化さず、逃げず、ズルをせず、言い訳をせず、積極的に立ち向かえているか。正直な態度が身に付いているかどうかを、指導者である泉ヶ丘の先生方の「心の目」が、皆さんの心の中を観察します。あなたの心が強く、逞しく育っているかどうかは、あなたに関わる全ての泉ヶ丘の先生方の「心の目」というものさしが、皆さんを測定するのです。

もう一度言いますが、あなたの心の成長を測るものさしは、ストップウォッチでも偏差値でもありません。あなたを取り巻く、泉ヶ丘の先生方、あるいはご両親を始めとするご家族の「心の目」が、あなたの心の奥底を観察し、育てるのです。心の成長は、数値では測定できません。

そんな目に見えない部分であるからこそ、最も大切に育てなければならないのです。そして、逞しく育った心こそが、社会が求めている人の姿であり、本校が最も大切にしている教育の本質だということを、改めてお伝え申し上げます。どうですか? 「偏差値」という魔法、少しは解けましたか?

帝塚山学院泉ヶ丘中学校では、学力、体力は言うに及ばず、心を育てる教育を実践してまいります。これから皆さんと共に過ごす中で、大いに笑い、泣き、喜び、悲しみ、悩み、そして楽しみましょう。

本日は皆さんのご入学を心よりお喜び申し上げます。誠におめでとうございます。最後まで聞いてくれて、どうもありがとう!これから、よろしくお願いします!

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これで終了である。明日からは始業式の訓話をお送りしたい。

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