ことばの贈り物
─ 校長通信 ─

2020/09/04

すっかり蝉の声を聴かなくなった。その分少し涼しく感じるのは気のせいかもしれない。さて先日、中学2年生対象の「キャリア教育」として卒業生による先輩からのお話が繰り広げられたとお伝えした。大学生の成長を見ることをとても楽しみにしていたが、想像以上にみんなよく考えてくれている。
 
どの先輩も、後輩たちに何を伝えるべきか、しっかり準備してきてくれていることが嬉しかった。そんな先輩からのお話をひとつ本日はご紹介したい。テーマは「何のために勉強するのか?」という、中学生なら誰でも疑問に思うこと。実況中継風にお伝えしたい。
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みんなは何のために今勉強しているのかな?って考えたこと……あるよね。私も中学生の頃、考えていなかったわけではないし、早朝テストや定期テストや模試もたくさん受けてきた。そんな中で、今の私が皆さんに言えることは、学ぶ「目的」は、学ぶことによって自分の知らなかったことが知れるようになって「視野が広がる」し「自分も磨かれる」ってことだと思う。
 
勉強したら「お金儲け」出来るっていう考え方もあるかもしれないけれど、私はそうは思わない。おカネを「目的」にすることは間違っていると思う。おカネはあくまでも生きていくための手段であって、生きていく「目的」ではないはず。生きる目的は、視野を広げて、自分を磨いて、社会の人たちとの繋がりの中から、社会で役立てる役割を自分で見つけ出していくことだと思う。
 
そのためには、しっかりとした知識も必要だし、語学力だって大切な要素だと思う。私は中学生の頃から英語が好きだったけれど、決して得意ではなかった。今、大学で4か国語も5か国語も話せる友達もいるし、それに比べて私は決して英語がうまいわけでもない。でも、語学を学んでいる自分が好きだし、もっともっと勉強して、知らない人ともたくさん出会って、何か自分に出来ることを探したい。
 
だけど、中学2年生の頃にそんなこと考えてたかっていうと、やっぱり友だちと話したり、悩んだり、笑い合ったりといったことが印象深かったかな。これからも友だちと仲良く過ごしていきながら、自分の好きなことを探すことが大切だと思います。

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そんな話だった。人生の「目的」をしっかりと持っている卒業生の成長に、アッパレ!

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