2026年度

ガーナで学んだ医師の使命。国境なき医師団をめざして

井上 かのん大阪公立大学 医学部 医学科

医師として人を助けたい。その思いを胸に、発展途上国の医療を学ぶため「トビタテ!留学JAPAN」に挑戦し、ガーナへ渡航しました。留学先をガーナに決めたのは、英語を使ってコミュニケーションを取りながら、現地の医療現場に触れたいと考えたからです。

現地では医療ボランティアに参加し、感染症検査の補助や病院での業務支援を経験。特に印象に残っているのは、帝王切開の手術を見学したことです。大量の出血を前に圧倒される一方、執刀医が冷静に対応する姿を目の当たりにし、「患者の命を守る」という医師の責任と使命を強く実感しました。また、マラリアやB型肝炎などの感染症が身近な問題となっている現実に触れ、感染症の予防や治療の研究にも関心を持つようになりました。

初めての海外で、英語での会話には不安もありました。事前に先生方に相談し、会話練習や書類作成のサポートを受けて準備を重ねましたが、現地では医療用語が分からず戸惑う場面も少なくありませんでした。それでも、分からないときは聞き返し、伝え方を工夫しながら対話を続けることで、次第に英語への自信が芽生えていきました。

留学を通して得た最大の学びは、「自信は、挑戦と成功体験を積み重ねるなかで育つ」ということです。そして、どの国にいても医師の使命は変わらず、患者の健康を守るために向き合う姿勢こそが最も大切だと感じました。

現在は大阪公立大学医学部医学科で学びながら、将来は国境なき医師団に参加することを目標にしています。高校生だった自分にはできることが限られていましたが、今度は医師として再びアフリカを訪れ、より多くの人の力になりたい。その思いが、次の挑戦への原動力になっています。

井上 かのん
[6年コース 2026年卒業]

大阪公立大学 医学部医学科

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