学校長メッセージ

めざす教育像
VUCAの時代を生き抜くための
しなやかな総合知を身につけるために。
AIの進化、価値観の多様化、そして急速なグローバル化。現代社会は、これまでの常識が通用しない、不確実で予測困難な時代へと変化しつつあります。こうした時代を生き抜くために必要なのは、単なる知識ではなく、自ら考え、行動し、責任をもって社会に関わる力です。正解のない問題に立ち向かうための「総合知」が求められているのです。
泉ヶ丘校では、そのような社会の要請に応えるため、5つの教育目標を掲げています。なかでも私が特に重視しているのは、レジリエンスの育成です。挑戦の中でこそ人は成長しますし、たとえ失敗しても、経験から学び、さらに強くなることができます。また、AIがいかに進化しようとも、社会は「人」と「人」とのつながりによって成り立っています。社会性や協調性、責任感とった、AIには代替できない人間らしさを育てることは、教育において決して揺らぐことのない柱です。さらに、ますます国際化が進む社会においては、異なる文化や価値観を尊重するグローバルな視点も欠かせません。他者を思いやる心の重要性は、今後ますます高まっていくでしょう。
泉ヶ丘校では、大学や研究機関との連携、多様な留学制度、放課後や休日にも自学自習ができる環境など、生徒が主体的に学び、挑戦できる機会を豊富に用意しています。仲間と共に学び合い、高め合いながら、自らの未来をきり拓く力を育む場が、ここにはあります。これからの時代を、たくましく、しなやかに生き抜いていける人材を育てること。それが私たちの願いであり、泉ヶ丘校の教育の根幹です。みなさんも、未来に向かって、私たちと一緒に学び、成長していきませんか?
帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校
学校長 飯田 哲郎