【校長通信】一人ひとりの挑戦が、次の成長につながる ― 中1 2026群読コンクール
今回は各クラスを前半・後半の2グループに分け、1組から4組まで、計8グループによる発表でした。
同じ学年で同じ作品に取り組んでいても、クラスごと、そしてグループごとに雰囲気や個性が異なります。
力強く迫力のある発表、言葉一つひとつを丁寧に届ける発表、表情や間の取り方を工夫した発表など、それぞれの良さがあり、大変見応えのある発表会となりました。
今年は、授業のある火曜日が続けて実施できない時期があり、例年に比べて十分な練習時間を確保することが難しい状況でした。そのような中でも、生徒たちは限られた時間を大切にしながら練習を重ね、本番では堂々とした姿を見せてくれました。
また、発表する姿だけでなく、他のグループの発表を聴く姿勢も大変立派でした。 真剣な表情で耳を傾け、良い表現や工夫を見逃すまいと集中している様子が伝わってきました。発表会は、自分たちが発表するだけの場ではありません。他者から学び、自分たちの表現をより良いものにしていくための学びの場でもあります。そのような姿勢を見せてくれたことを、とても嬉しく思いました。
もちろん、「思うように声が出なかった」「緊張してしまった」「もっとできたはず」と感じている生徒もいるかもしれません。しかし、私は結果以上に、今日まで仲間と声を合わせ、何度も練習を重ねてきた過程そのものに大きな価値があると感じています。
大勢の人の前で発表することは、大人でも緊張するものです。頭が真っ白になってしまうこともあります。
それでも勇気を出して一歩前へ出て、自分の声で思いを届けようとする経験は、これからの人生で必ず生きてきます。社会に出れば、自分の考えを人前で伝えたり、プレゼンテーションをしたり、仲間と協力して何かを表現したりする場面は数多くあります。その土台となる力を、中学生の今、このような機会を通して育んでいるのです。
そして、中学1年生にはもう一つ大きな舞台が待っています。3月には、ビッグ・アイで保護者の皆様にもご覧いただく群読発表会があります。
今日の発表では、「この表現はすごいな」「声の出し方が参考になる」「どうしてこんなに気持ちが伝わるのだろう」と感じた場面が、きっとたくさんあったはずです。ぜひ他のグループから学んだことを取り入れながら、さらに練習を重ね、自分たちらしい表現を磨いていってください。
発表は一度で完成するものではありません。仲間と試行錯誤を繰り返し、少しずつより良いものへとブラッシュアップしていくことで、本当に心に届く表現が生まれます。
目の前にある一つひとつの機会に主体的に挑戦し、その経験を自分自身の成長につなげていくこと。それが、皆さんの未来を切り拓く力になると私は信じています。
3月の大舞台で、今日よりさらに成長した皆さんの姿を見ることを、今から楽しみにしています。








