中2〜高3 夏休み特別プログラム ISC社会(検察体験・裁判傍聴)
本校では夏休みの特別プログラムとして、「お出かけISC」を実施しています。社会科では中学2年生から高校生までの希望者が参加し、「検察体験」や「裁判傍聴」を行いました。
今回訪れたのは、大阪地方検察庁および大阪地方裁判所。午前中は、グループごとに異なるプログラムに参加しました。
高校生グループの一部は大阪地方検察庁を訪問し、現職の検察官による講義を受けた後、模擬取調べや事例検討に挑戦。とある窃盗事件のシナリオを用いた体験は、緊張感に包まれながらも学びの多い貴重な時間となりました。
一方、中学生と高校生の混合グループは、大阪地方裁判所で裁判を傍聴。法廷内の張り詰めた空気や、裁判官・検察官・弁護士の緊迫感のあるやりとりを目の当たりにし、教科書だけでは得られないリアルな学びを得ることができました。
午後は中学2・3年生が午前の部と同様に、模擬取調べや事例検討を体験しました。模擬取調べの場面で生徒たちは「取り調べをどう進めれば事実に迫れるのか」という難しさに直面。取り調べの後には、証拠の収集や捜査の方向性についてグループで真剣に議論する姿が見られました。
体験後には、「検察官になるには、どのような進路をたどる必要があるのか」といった具体的な質問も飛び出し、将来の進路を考えるきっかけにもなったようです。
リアルな現場に触れることで、社会の仕組みや法の役割について主体的に考える、有意義な一日となりました。