【校長通信】卒業生の皆さんへ ~積み重ねの先にある未来へ~
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
式の中で皆さん一人ひとりの姿を見ながら、これまでの学校生活の積み重ねが、確かな形となって表れていることを強く感じました。順風満帆な日々ばかりではなかったはずです。思い通りにならないことや、立ち止まらざるを得ない瞬間もあったでしょう。しかし、その一つひとつの経験が、今日の皆さんの落ち着いた表情や、前を見据えるまなざしにつながっているのだと思います。
卒業式の式辞では、これからの人生を歩むうえで心に留めておいてほしいことを三つ、お伝えしました。ここで改めて繰り返すことはしませんが、どれも特別なことではなく、日々の中で少し意識するだけで、自分の生き方や人との関わり方を大きく変えていくものです。そして、それらは皆さんがこれから出会うさまざまな場面で、静かに、しかし確かに支えとなってくれるはずです。
これから皆さんは、それぞれの新しい環境へと進んでいきます。そこには、多様な価値観や考え方があり、ときには自分の思い通りにならない現実に向き合うこともあるでしょう。そんなときに大切なのは、すぐに答えを求めることではなく、自分なりに考え続けること、そして一歩を踏み出し続けることです。その積み重ねが、やがて自分自身の軸となり、揺るがない力になっていきます。
また、これまでの歩みを振り返ったとき、自分一人の力でここまで来たわけではないことにも、改めて気づくはずです。周囲の支えがあったからこそ、今の自分があります。その実感を大切にしながら、人と関わり、社会の中で自分の役割を見つけていってほしいと思います。
本校で過ごした日々が、皆さんにとってこれからの人生を支える確かな土台となり、そしていつでも立ち返ることのできる場所として心に残り続けることを願っています。
そしていつの日か、それぞれの場所で成長した皆さんと再び会えることを、心から楽しみにしています。
卒業生の皆さんの前途に、幸多からんことを。






