2026.01.01

【校長通信】新年のご挨拶 - 生徒の未来を見据えた学びを大切に

新年あけましておめでとうございます。
新しい年の始まりにあたり、生徒の皆さん、保護者の皆様、そして本校を支えてくださっているすべての皆様に、心よりご挨拶申し上げます。
昨年を振り返ると、私たちは不確実さの大きい時代を生きていることを、あらためて実感させられました。
世界では、ウクライナ情勢や中東地域での紛争が長期化し、多くの人々の日常が脅かされ続けています。国内に目を向けても、物価の上昇、少子化の進行、労働環境の変化など、社会の基盤そのものが問い直される一年となりました。
さらに、生成AIの急速な普及は、私たちの働き方や学び方に大きな影響を与えています。
こうした社会の変化は、いずれ生徒たち一人ひとりの人生と直結していきます。
だからこそ学校は、単に知識を身につける場にとどまらず、自ら考え、判断し、他者と協働しながら課題に向き合う力を育てる場でありたいと考えています。
本校が学校運営の軸として大切にしているのが、ステューデントファーストという考え方です。
それは「生徒に合わせる」という意味ではありません。生徒の将来を見据え、時に負荷のかかる学びや経験も含めて、生徒の成長を最優先に考えるという姿勢です。
本校ではこれまでも、授業や行事、さまざまな学習の場面において、「なぜそうなるのか」「自分はどう考えるのか」を大切にした学びを積み重ねてきました。
知識を覚えること自体が目的なのではなく、その知識をどう使い、どう考え、どう判断するかを重視する姿勢は、開校以来変わらず受け継がれている本校の教育の根幹です。
一方で、生徒の皆さんにも伝えておきたいことがあります。
学びは、与えられるものを受け取るだけでは深まりません。日々の授業や学校生活の中で、「もう一歩考えてみる」「納得できるまで向き合う」ことを、ぜひ意識してみてください。その積み重ねが、皆さん自身の力となり、将来を支える土台になります。
思うようにいかないときもあるでしょう。
成績のこと、人間関係のこと、将来への不安。そうした迷いや悩みを抱えること自体が、成長の途中にある証拠です。学校は、皆さんが安心して立ち止まり、考え、また前に進むための場所であり続けます。
本校はこれからも、「この判断は本当に生徒のためになっているか」という問いを教職員全員で共有しながら、教育活動を進めていきます。社会や時代が変化しても、教育の本質を見失うことなく、生徒一人ひとりの未来を見据えた学校づくりに取り組んでまいります。
新しい一年が始まりました。
時代が変化しても、生徒を中心に据えるという姿勢を大切にしながら、一つ一つの教育活動に真摯に向き合ってまいります。この一年が、本校に関わるすべての方にとって実りあるものとなることを願っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
校長 飯田 哲郎