【高校3年生】香りを感じながら学ぶ有機化学 ~エステルの合成~
高校3年生の化学の授業では、有機化学の学習に関連して、2つの実験を行いました。
まず1つ目は「エステルの合成」に関する実験です。酢酸とエタノール、酢酸とイソアミルアルコールをそれぞれ反応させて、異なる種類のエステルを合成しました。エステルは果物のような甘い香りをもつことで知られていますが、実際に香りを感じることで、生徒たちは教科書では得られない“リアルな化学”に触れることができました。
2つ目の実験では、「サリチル酸の呈色反応」と「サリチル酸メチルの合成」を行いました。サリチル酸メチルは、湿布や軟膏などにも使われている芳香成分で、合成後の独特な香りに驚きや感動の声が多く上がっていました。
どちらの実験も、日常生活とつながりのある物質を扱っているため、生徒たちにとってより身近に化学を感じられる学びの時間となったようです。