中1 いじめ防止教室~「そんなつもりじゃなかった」でも、いじめになることがある~
日常の何気ない言葉が、実は相手を深く傷つけていることがあります。たとえ「いじめよう」と思っていなくても(そんなつもりがなくても)、言葉の使い方によっては「いじめ」となることもあるのです。
今回は、「言葉」に限定して、どんな言葉がいじめにつながるのかを考えてみました。授業では、5分程度の時間を使い、周りの友だちと相談しながら、「言われて嫌な言葉」や「言われて嫌な気持ちになると感じた言葉」をプリントに記入しました。
自分が実際に言われて嫌だった言葉だけでなく、友だちや家族から聞いた話も含めて、多くの言葉が集まりました。集まった言葉は、以下のようにいくつかのグループに分けて紹介しました。
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容姿に関する言葉
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拒絶する言葉
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性自認・性別に関する言葉
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家族・生活環境に関する言葉
こういった言葉は、冗談や軽い気持ちで使ったとしても、会話の中で使うこと自体がいけないことです。相手がどう感じるかを考えずに言葉を使ってしまうと、それが「いじめ」になってしまいます。
相手への思いやりを持てば、自然とこういった言葉は使わなくなります。 そして、一人ひとりが「この言葉は大丈夫かな?」と少し意識するだけで、いじめのない、安心できる学校づくりが進んでいきます。
言葉には力があります。だからこそ、その力を人を傷つけるためではなく、人を支える・励ますために使っていきましょう。