2026.02.12

化学実験 「金属イオン分析」

今回の実験では、さまざまな金属イオン水溶液に試薬を加え、沈殿の生成や消失の様子を観察しました。まず、Ag⁺に塩化物イオンを加えると白色の塩化銀(AgCl)が生成し、Pb²⁺にクロム酸イオンを加えると黄色のPbCrO₄が生じました。このように、溶けにくい物質ができると沈殿が現れます。

さらに興味深かったのは、沈殿が「消える」現象です。例えばZn²⁺やCu²⁺にNaOHやアンモニア水を過剰に加えると、一度できた水酸化物の沈殿が溶け、[Zn(OH)₄]²⁻や[Cu(NH₃)₄]²⁺といった錯イオンを形成しました。これは金属イオンが配位子と結びつき、より安定な形になるためです。

今回の実験から、沈殿反応は溶解度の違いによって起こり、さらに錯イオンの生成によって状態が変化することを学びました。目に見える変化を通して、イオンの性質を深く理解できる実験でした。