高3化学実験
高校3年生の化学では現在、有機化学を学習しています。身近な医薬品や染料、プラスチックなどもこの分野で学習します。
今回は2種類の実験を行いました。1つ目には銀鏡反応といって、文字通り銀の鏡を作り出す反応です。手鏡などもこれにより生産することができます。まずは銀イオンと塩基の反応により、酸化銀(Ⅰ)の沈殿が生じますが、アンモニア水を加え続けることで沈殿が溶けてなくなります。このとき錯イオンという状態になっています。この瞬間には「おぉ~!」と班員全員が感動していました。これがこのあとブドウ糖により還元されることで銀が析出してきます。思ってる以上にきれいに出たみたいでまたまた「おぉ〜!」という感想が各班から聞こえていました。
もう1つはヨードホルム反応といわれる反応で、特定の構造をもつ化合物に起こる反応で、ヨードホルムという物質が生成されます。残念ながらうまく出ることはできませんでした。実験が上手にいかなかったときこそ、その考察がはかどります。生徒たちがどのような考察をするかが楽しみです。