2026.07.17

中学3年生・高校1年生「生命(いのち)の安全教室」を実施― 生命を守り、互いを尊重するために

泉ヶ丘校では、中学3年生と高校1年生を対象に「生命(いのち)の安全教室」を実施しました。今年度は、NPO法人「えんぱわめんと堺」より講師の方をお招きし、思春期を迎える生徒たちが、自分自身や他者を大切にするための考え方や知識について学びました。

中学3年生は2・3時間目を使い、講師から投げかけられるさまざまな問いについて、周囲の友人と意見を交わしながら考えを深めました。「人数が多いから正しい、少ないから間違いというわけではない」という問いを通して、一人ひとりの考えや気持ちを尊重すること、そして少数派の立場や多様な価値観を理解し認め合うことの大切さについて学びました。

また、「性」にはさまざまなあり方があり、正解や不正解はないこと、自分の性を自分で決める権利である「SOGIE(ソジイ)」について理解を深めました。さらに、「自分のからだは自分のもの」という考え方や、「からだとこころの境界線(バウンダリー)」について学び、人との関係性によって心地よい距離感が異なることや、相手との関係を築くうえでは、その都度「了解(同意)」が必要であることを確認しました。

加えて、自分の気持ちや身体、持ち物、時間などは自分自身の大切なものであり、それらに関わる際には必ず相手の了解を得ること、自分が嫌だと感じたときには「いや」と伝え、相手の「いや」という気持ちも受け止めることの重要性について考えました。インターネット上での写真の取り扱いやリベンジポルノなどの事例も取り上げられ、デジタル社会におけるプライバシーや権利についても理解を深めました。

高校1年生は4時間目に、デートDVをテーマとした講演を受講しました。ロールプレイングを通して恋人同士のやり取りを考察し、お互いを支配・コントロールする関係は対等ではなく、双方にとって苦しい関係であることを学びました。また、「好きだから」という理由で自分の考えを押し付けたり、「自分が我慢すればよい」と思い込んだりすることがDVにつながる可能性があることについても理解を深めました。

さらに、DVには「緊張期」「爆発期」「ラブラブ期」を繰り返すサイクルがあることや、性的同意とは「相手が自分の意思で『うん』と言うこと」であり、無理に承諾させたり、意思確認がないまま行動したりすることは同意ではないことについて学びました。あわせて、性感染症や避妊に関する正しい知識も学び、自分自身と相手の心とからだを守るために必要な知識と考え方を身に付ける貴重な機会となりました。

今回の「生命(いのち)の安全教室」を通して、生徒たちは多様性を認め合い、自分も相手も大切にするための考え方を学びました。これからさまざまな人と関わりながら成長していく中で、今回の学びを日々の生活に生かし、互いを尊重し合える人へと成長してくれることを期待しています。