どちらの道に進むべきか迷ったとき、先生のひと言が決め手に

将来は、得意な英語を活かしてグローバルに活躍したい。そんな思いから、私は国際英語コースのある泉ヶ丘校に進学しました。入学当初は、国際線で働くキャビンアテンダント(CA)に憧れていましたが、幼い頃から心の中にあった「医療に関わる仕事をしたい」という気持ちも消えることはありませんでした。文系に進んで英語を極めCAをめざすか、それとも理系に進んで医療職を志すか―。進路に迷っていた私を見て、担任の先生は親身に相談に乗ってくれました。「どちらも素敵だけど、柳根さんに看護師として寄り添ってもらえるなら、とても安心できる」その言葉が、私の心を大きく動かしました。先生の言葉に背中を押され、私は理系の道を選びました。
高校2年で将来の方向に迷ったときにも、担任の先生は変わらず寄り添い、一緒にさまざまな医療職を調べてくださいました。その中で出会ったのが、発展途上国で活動する助産師さんの動画です。医療設備が整わない環境の中で、妊婦さんと赤ちゃんのために真剣に働く助産師さんの姿に深く心を打たれ、「私もこのように世界の人々を支える仕事がしたい」と強く感じました。今、私はその夢を実現するために大学で学びを重ねています。
仲間の思いを形にするため、全力で取り組んだ泉ヶ丘祭
泉ヶ丘校では、学習だけでなく学校行事にも全力で取り組みました。特に心に残っているのが、高校2年のときに文化祭委員として挑んだ泉ヶ丘祭です。クラスの模擬店では「回転シーソー」というアトラクションを企画しましたが、安全面の観点から先生方に内容の変更を求められました。それでも「みんなで考えたアイデアを無駄にしたくはない、なんとか実現したい」と思い、模型や設計書を何度も作り直し、クラスの意見をまとめてプレゼンを行いました。結果的に、私たちの熱意と工夫が認められ、無事に実現することができたのです。
この経験を通して培った計画性やリーダーシップ、そして何より周りを思いやる心を大切に、これからも成長し続けていきたいと思います。

PROFILE
柳根 菜々
[3年コース 2025年卒業/阪南市立鳥取東中学校出身]
和歌山県立医科大学 保健看護学部