2026年度

留学を通してできた目標。恵まれない環境にいる人々を一人でも多く救いたい

池本 晶高校3年 3年コース生

幼い頃に海外ドラマを見たことがきっかけで、アルビノに関心をもつようになりました。白い肌をもつアルビノの人は生まれつき色素が薄く、紫外線を浴びるとひどく腫れてしまう体質です。医師志望の私は、世界で一番アルビノが多い国・タンザニアで、現地の医療を学びたいと考え、「トビタテ!留学JAPAN」を利用しました。

留学先では、ボランティア活動としてさまざまな診療科を見学・体験。しかし、病院でアルビノの人を見かけることはありませんでした。なぜなら、彼らは日焼けができない体質のため外で働けず、病院に行くお金がないからです。現地の事情を知り、アルビノに対する経済的な支援や医療制度の充実が不可欠であると感じました。

そのほかにも途上国の苦しい現実を知り、何度も衝撃を受けました。医療技術的には命を救えるけれども、経済的な理由などで命を落とす新生児がいること。貧困で勉強する機会がない子どもたちがいること。留学を通して、相手の生まれた環境を理解する大切さを実感すると同時に、いかに自分が恵まれているのか気づかされました。一方で、言語の壁をものともせず話しかけてくれる人や、興味をもってくれる子どもたちなど、優しい人々との出会いもたくさんありました。帰国した今、これらの経験は「恵まれない環境にいる人々を助けたい」という強い思いに変わっています。

自ら計画した今回の留学は、私の視野を広げてくれました。アルビノをはじめとする遺伝子疾患や皮膚科医療の発展に貢献したいという思いが深まっただけではなく、新たに産婦人科医師への志も芽生えました。困っている人を一人でも多く救うために学び、海外で活躍できる医師をめざします。

池本 晶

高校3年