泉ケ丘校の紹介

学校長メッセージ

未知なる未来へ果敢に挑戦する生徒を育てたい

5つの教育方針

  • 1.新たなことへのチャレンジに価値を見いだす
  • 2.失敗から立ち上がる逞しい精神力を身に付ける
  • 3.チームワークに必要な協調性、社会性、責任感を身に付ける
  • 4.多様性が理解できるグローバルな視座を身に付ける
  • 5.幅広い知識や技術を身に付ける

2020年度は世界的なパンデミックの広がりで、本校も少なからずその影響を受けました。先行きが不透明な中、リモート授業への挑戦、会議システムの導入、生徒との連携を密にするデジタル技術の駆使といった、これまで必要とされていながら、なかなか前に進まなかったデジタル技術の活用が一気に進みました。

本校の2020年度のコロナ対応に関しては、90%近くの保護者から肯定的な評価を頂戴し、教員と共に手探りで進めてきた内容に、一定の手応えを感じております。「コロナ対応は、その学校の教育力を示す」という思いを合言葉に、これまで積極的に新たな取り組みに挑んできました。そんな中、2021年度から新たなビジョンを策定し、本校が目指す教育内容をより具体的なものとして打ち出すこととしました。

「想定外」や「先行き不透明」といった言葉は、これからも多くの場面で、出くわす世の中であるように思います。そういった前提に立って考えたとき、未来に子どもたちが生き残るには「未知なる未来へ果敢に挑戦する生徒を育てる」ことが、最も大切だと思っています。終身雇用や年功賃金が崩れ、国内の年金制度や財政課題、地球規模での環境問題や国際紛争等々。現代社会は、資本主義社会の分岐点に差し掛かっているように思います。国際社会全般を見渡しても、もはや自国主義では立ち行かなくなる問題が今後たくさん出てくるでしょう。そこで、このビジョンの下に、5つの本校独自の教育方針を掲げました。

まず、先行き不透明な未来を生きる子どもたちには「新たなことへのチャレンジに価値を見いだす」ような人間に育ってほしいと考えております。安全志向であることは、いつの世にも求められる価値観でしょう。しかしながら、その安全そのものが揺らぐような時代に突入してきているという現実。ならば、安全を志向するためには「新たなチャレンジが必要である」という逆説が成り立つのではないかと考えるわけです。「チャレンジ」なくして「リスク」ヘッジは実現できないと思います。

今申しました通り、チャレンジには常にリスクが伴います。子どもたちには「失敗から立ち上がる逞しい精神力を身に付ける」ようなレジリエンスを備えた人になってほしいと願っております。「失敗」することは決して悪いことではありません。「失敗」を回避するがあまり「チャレンジ」する機会を無くしてしまうことこそが、かえってリスクとなる、そんな世の中だと考えます。だからこそ、失敗から立ち上がる逞しい生き方を身に付けてほしいと考えます。

さらに、そういった難しい課題にチャレンジするには、自分ひとりで立ち向かうことにも限界があります。人間はひとりでは、それほど大きな力を発揮できません。ならば、同じような志を持った仲間との協調が不可欠です。「チームワークに必要な協調性、社会性、責任感を身に付ける」ことも、本校の大きな学びの柱であると考えます。

また、ネット普及に伴い、ますます世界が身近なものとなっています。地球の裏側のニュースがほとんど瞬時に我々の下に伝わる時代です。日本の常識が果たして世界基準と一致しているのか。他者との考え方や捉え方の違いを理解し、認め合うことも本校の重要な教育の観点であると考えます。その意味で「多様性が理解できるグローバルな視座を身に付ける」ことも忘れてはなりません。本校は2年前より「国際教養部」という部署を新設しました。多様性の理解のための有効な学びのひとつに、海外で生活することがあります。海外生活を通じて、日本の良さも分かるだろうし、当たり前が決して当たり前でないという気付きからの「感謝」も芽生えると考えます。

最後に、本校は「進学指導特色校」であるという立ち位置は、不動のものです。したがいまして、これまで通り「幅広い知識や技術を身に付ける」ための指導ということは、どうしても外せない教育方針です。

以上、「未知なる未来へ果敢に挑戦する生徒を育てたい」という大目標の中、5つの教育方針を打ち立て、学校全体で生徒の成長に寄与できる集団でありたいと考えます。これからの本校の教育に、どうかご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。