2026.10.10

【校長通信】社会とつながり、未来の医療を考える ―「未来の臨床試験会議」に泉ヶ丘校生徒が参加

泉ヶ丘校の生徒2名が、先週の日曜日、梅田のグランフロント大阪で開催された「未来の臨床試験会議」に参加しました。

今回の企画は、帝塚山学院小学校の卒業生で、現在、国立がん研究センターに勤務されている飯田直子さんが、同小学校の神原校長先生に相談されたことをきっかけに、私のところにもお話をいただき、実現につながったものです。

今回の企画には他校の生徒も参加しており、泉ヶ丘校からも複数の生徒が申し込みました。その中から選ばれたのが、この2名の生徒です。

臨床試験や治験は、新しい医薬品や治療法の開発を通じて、医療の発展を支える重要な取り組みです。今回の会議は、若い世代が医療に関する課題について考え、自分たちの視点や意見を専門家の方々に伝える貴重な機会となりました。

中間テスト期間中にもかかわらず、自ら関心を持ったテーマに挑戦し、このような機会に積極的に参加してくれたことを、校長として大変うれしく思います。

私は、学校で知識を身につけることはもちろん大切ですが、それだけで学びが完結するわけではないと考えています。社会で実際に起きている課題に触れ、自分なりに問いを立て、専門家やさまざまな立場の人々と意見を交わす。その中で、教室での学びが社会とつながり、新たな気づきや問いが生まれます。そうした経験を重ねることが、知識を実社会で生かす力、そして自分自身の将来を切り拓く力につながっていくのだと思います。
今回の企画が、卒業生と小学校、そして泉ヶ丘校とのつながりを通じて、生徒たちの新たな学びの機会へと広がったことも、大変意義深いことだと感じています。学校の中だけでは得られない経験や出会いが、生徒たちの視野を広げ、これからの学びを豊かにしてくれることを期待しています。
本校では、生徒一人ひとりが学校の中だけにとどまらず、社会とのつながりの中で学び、自ら考え、行動することを大切にしています。こうした経験を通じて、知識を身につけるだけでなく、それを実社会の課題と結びつけ、活用する力、すなわち「総合知」を育んでいきたいと考えています。
参加した2名の生徒には、今回の経験を一度きりのものにするのではなく、そこで得た気づきや新たな疑問を、これからの学びや学校生活につなげてほしいと思います。そして、今回の挑戦が、さらに広い世界へと目を向け、自分の可能性を広げていくきっかけになることを期待しています。

 

写真出典:医薬経済社「大阪で市民向け治験啓発活動」(https://iyakukeizai.com/beholder/article/3009)