2021/02/14

ことばの贈り物 2021/02/14

休日のひと時をいかがお過ごしだろうか。さて、本日は少しばかり個人的なことをお話したい。

この12日金曜日に、生徒たちは高校入試の休み明けで、久しぶりに登校して来た。いつものルーティンとして朝の生徒の迎え入れに立っていたのだが、先日私は髪の毛をバッサリ切ってしまっていた。いわゆる「刈り上げクン」のような髪型。

少しコッ恥ずかしい気持ちもあったが、ここは子どもたちの迎え入れに集中。でも、目前を過ぎ去る子どもたちの視線が、明らかに私の髪の毛に集まる。私の目を見るのではなく、もう少し上目遣いで私を見ている。やはり、見られているな、恥ずかしい~。と思いつつ、それならいっそ、こちらから声をかけようと思いなおし、何人かの生徒に声をかける。

「髪の毛……、切りました……。」って、勇気百倍、生徒に声を掛けた。それに対して、
「校長先生、似合ってますよ!」という快活な声。調子に乗って何人かに声を掛ける。
中には、「私は、前の方がよかったわあ」っていう声もある。ある生徒は、
「先生、髪の毛、無くなってしまって、少し寒そう。風邪ひきませんか?」なんておどけて話しかけてくる。隣の友だちが、すかさず「いえ、校長先生……、とってもお似合いだと思います。」って、少しあたふたしながらのフォロー(涙)。

まあ、30年間同じ髪型だったのを思い切ってのイメチェン。ある生徒には、
「実は……失恋したんよ……」って、ボケたつもりが、
「えっ???」って立ち止まって、真面目に何か、言葉を探しているようなので、思わず
「ウソ・ウソ・ウソ~!!!」(叫)って言い改める始末に。

まあ、それなりに楽しいひと時を過ごさせてもらいました。本校生徒の心根の優しさに、感謝!ありがとう。