2023/07/18

本日、「群読」発表コンクールが開催されました

本日開催された中学1年生「群読」発表コンクール。1組から4組をそれぞれ2グループに分けて、全8グループで優劣を競う。作品は、各グループバラバラで、1組「朝のリレー」「初恋」、2組「サーカス」「雨ニモマケズ」、3組「枕草子」「外郎売」、4組「徒然草」「論語」であった。

今回の発表会は、1学期約10回の授業の総決算。熱戦が繰り広げられた。優勝は3組の「外郎売」、準優勝は同じく3組の「枕草子」。3組が独占する形で幕を下ろした。講評を述べさせてもらった。以下、実況中継風にお届けしたい。
-----------------------------------------------------------------------

皆さんお疲れさまでした。まず、感じたことは、この群読の発表会のレベルが年々上がって来ていること。今年は、特にそれを感じました。

振り返ってみますと、私が皆さんと初めてお会いしたのは入学式。その時の皆さんの表情は、まだまだ小学生という感じでした。それから約1月後、ハチ高原での生活合宿。私も「王様ドッジボール」の仲間入りをさせてもらい、ワイワイガヤガヤ、とても楽しいひと時でした。少しばかり皆さんの成長を感じました。

そして、本日の群読発表会。あの頃からはひと回りもふた回りも成長した皆さんの姿を目の当たりにしました。小学生の面影は、どこにも見当たりませんでした。たった4か月だけれど、みなさんの成長を確信し、大変嬉しく感じました。

群読で扱っている教材は、どれも古典的な名作です。それらは作家が、自ら訴えたいこと、後世の人々に伝えたいことを、作家自身の命を削って創作したものです。そこには、作家の魂の叫びがあります。

その名作を、声に出して表現する意義は、その行為を通じて、皆さんと作品との一体感が、より実感できるということです。ひとりひとりの声を通じて、作品の持つ根源的エネルギーが、そこで再生される。群読とはそんな学びの場なのです。

1年生の最後には、保護者の皆様もお招きして、成果発表会を行います。後半戦もチームで協力しながら、学びを深めて下さることを期待します。本日は、感動をありがとう!

-----------------------------------------------------------------------
以上である。