2023/07/23

2023年度1学期終業式の訓話です 3

訓話ご紹介の3日目となる。松尾芭蕉を例にとり、時間軸を意識しながら過ごすということを伝えようとしている。お付き合い願いたい。
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ここで重要なことは、旅をしている皆さんに流れている1メモリの1年という時間は、全員長さが同じだということです。1メモリが、人によって伸びたり縮んだりすることはありません。毎年全員が同じ時間という流れを生きているわけです。

言い換えれば、人生における数直線の目盛りは、毎年等しい間隔であるということ、そしてその目盛の大きさは、みな誰もが同じだということです。そして、「旅」には等しい時間を使って、行き着く先である「目的地」が必ず存在するということです。

目的地のない「旅」は迷走します。「旅」とは言えないかもしれません。当たり前ですが、「旅」には必ず目的地が存在しています。

そして、もう一つ「旅」という要素で付け加えたいことは、旅には「出会い」が存在するということです。皆さんは、この泉ヶ丘校にメモリ12もしくは15で入学し、その中で、友だちや先生や先輩といった人と出会い、影響を受けました。

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本日はここまで。