2023/07/24

2023年度1学期終業式の訓話です 4

本日は訓話4回目である。お付き合い願いたい。
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その旅での出会いの中で、自分の目的地とそこに向かう旅程を設定するわけです。困難な道のりを設定するのも、楽な行程を設定するのも自由。それらは全て、あなたの意志で、あなたが決定するのです。

その中で、より困難な道のりを設定し、より困難な到達点を選ばれた方もいるでしょう。そういった選択をされた方は、その旅の終わりに到達点にたどり着いたとき、その人の横には、あなたの苦労を分かち合える仲間が必ずいます。

旅を終えて、お互い、見つめ合い、にっこりと微笑み合い、互いに健闘を讃え合います。そこに同志愛、友情といったものも芽生えるかもしれません。そして、今度はその仲間たちと新たな次の旅を続けることになるのでしょう。

私が申し上げたいこと。旅の時間は誰しも共通に与えられるもの。その中で、旅の目的地を決めるのはあなた。旅の行程を決めるのももちろんあなた。どんな目的地に向かって、どんな行程を自分で選んで旅をしますか?それが、おひとりおひとりに問いかけられています。松尾芭蕉の言う「人生は旅である」という意味を、私はそのように解釈しています。

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明日は最終回をお届けしたい。