2023/10/21

学習塾での説明会に参加しました 2

本日は、学習塾での説明会に関して、具体的な内容をご報告したい。

保護者に一番申し上げたかったことは、「人間、万事塞翁が馬」。「人間」は、一般例に倣って「ジンカン」と読むことにしたい。意味は、物事は何事においても、いい時間もあれば、思い通りに行かない時間を過ごすこともある。それが人生であり、それらが織りなされながら、人は生きている。いい時間も長くは続かない。苦しい時間もずっと続くものではない。

こうした人生の不確実性や不条理を、その都度その都度現実として受け留めながらも、常に前を向いて、明るく生きていくことが肝要である。一喜一憂することなく、ひとつひとつの事象や結果に、あまりこだわらないようにしよう。長い人生、いろいろなことが起きる。その現実をしっかり受け止めよう。この世で唯一確実なものは、自分を信じることだけかもしれない。

人生は、自分ひとりで切り拓くことは出来ない。そこには、仲間や教え導く指導者の存在は欠かせない。そういった自分にとって、かけがえのない人に出会うには、素直であること、自分に正直であること、前向きであること。勉強も大切だけれど、そんな生きる基本を本校で学んでほしい。保護者の立ち位置は、子どもを認めること、どこまでも信じ続けることだと思う。

子どもの至らぬ点を指摘することは、容易い。だけど、子どもに寄り添い、認め、過ちを許す。そうした目線が必要に思う。完全無欠な人間など、この世に存在しない。自分の理想の押し売りをしてはいけない。そして、最後は家族。ここだけは、どんなことがあっても大切に守り、信じ合いたい。

そんなことを、話した。自戒を込めて。